??「メール来てるよ。
日本語のメールだけど」
瀬戸「あん?どれや?」
??「ほら。これやで。
いたずらメールかな?」
瀬戸「いや・・・違うな。
卓からか。・・・そうか」
??「知ってる人なん?」
瀬戸「あぁ。大事な友人や
アラン。俺は近々日本に
ちょっとの間帰るからな」
アラン「パパが日本に?
どれくらい行ってくる?」
瀬戸「1週間ぐらいかな。
まぁ病院の都合はつける」
アラン「僕も行きたい」
瀬戸「いや。1人で行くわ
お墓参りもしたいからな。
ママにも言っておいてや」
アラン「わかった」
海の向こうではやりとりが
色々と行われていた。
そして・・・僕達は・・・
翌日午前6時に起きて外に
出て公園で鍛錬をしていた
早朝に守君と一緒に太極拳
陳式老化一式をやっていた
司「あー・・・朝にやると
きついよね。陳式って」
守「そうか?俺はいつも
陳式を早朝にやってるぞ」
司「僕はいつも楊式やねん
陳式より様式の方が好き」
守「タイプの違いやなぁ。
俺は剛法が主やから陳式や
司は柔法が主やから楊式や
合う方優先してまうよな」
司「そうかもしれんね」
あまり考えた事は無かった
だけど言われてそう思った
2時間ほどして家に戻った
卓兄さんと一緒に朝食を
食べて仕事に出るのと一緒
に帰ることにした。
卓兄さんのセルシオに乗り
三宮まで送ってもらった。
三宮から電車に乗った。
僕達は家に帰らずそのまま
道場へ向かっていった。
司「みんなぁ。おはよー」
守「あれ?違うやんけ」
僕達はかなり場違いだった
テンション高めで道場に
入ったのにそこにいたのは
小学生と高校生だった。
午前中は高校生が小学生に
指導をしている時間だった
司「すみませんでしたぁ。
突然失礼しました」
僕は扉をゆっくり閉めた。
そして外で柔軟をしていた
柔軟が終わってからは守君
に色々と指導してもらった
剛法:力7割。技3割。
柔法:準備8割。投げ2割
剛法に関しては技を上げて
力を減らしていけばいい。
柔法に関しては掛け・作り
投げの3動作で1つだけど
掛けと作りを準備として
考えその準備を作る状態を
8割考えていればいい。
これが標準になっている。
まずこれを目指せと言われ
指標として立ててくれた。