第497話 理由と感覚

2016年9月2日

第20部-左腕と右腕-

t f B! P L
話はずっと続いていた。
守君はずっと聞いていた

守「そういう事ですか。
それがみんなのみていた
世界やったんですか?」

卓「そう。つまり仕組み
を作ってたわけやった」

守「あかん。すごいわ」

守君が驚いていた。
衝撃を受けてたみたいだ

卓「お前らはロバートの
血を引いてるのは事実や

でもな・・・ロバートと
同じような事ができるか
となったらそれは違う。

死神さんも魔人さんも
ロバートみたいになって
ほしいとは思っては無い

子供やからロバートと
同じようになれるって
俺達も思ってないから。

ただ・・・俺らがお前ら
ぐらいの時に見ていた
世界を否定せんとって
欲しいと重ってるねん。

ロバートがいたから・・
俺らはここまでやれてる

周りには否定されてもな
子供であるお前らには
否定されたくないねん」

守「否定できないですね
否定してしまうとダディ
を始め卓さんや柴田さん
や安部さんとかまでも
否定する事なりますし」

司「僕はよくわかんない
けど父さんが尊敬してた
人やから否定してない」

守君には理由があった。
僕は簡単な感覚だった。

卓「それでええねん。
お前らの父親は死神さん
と魔人さんやねんからな

育ての親を否定すんなよ
あの2人もずっと抱えて
悩んでいたんやからな」

司・守「はいっ」

悩んでいたのは親もだ。
僕達だけでは無かった。

守君は他にも色々と質問
をして聞いていた。

インカのやり方やあり方
に掟などを聞いていた。

個人主義の連中が集まり
集団になってできていた

ロバートはみんなには
特別な存在だったけど
ロバート自身は特別扱い
されるのを嫌っていた。

特注のコートでは無くて
みんなと同じチームの
コートを背負ってた事や
損な役割をしてたらしい

それは僕らの思っていた
トップの姿では無かった

面倒くさい事は下の者に
やらせてのほほんとして
いるのが不良のトップだ

だけど全然違っていた。
父さんや守君の父さんや
柴田さんや安部さん達が
下につくのがわかった。

一緒にいたいと思った。
同年代ながら憧れていた

その気持ちはよくわかる。
僕にとっては守君がそんな
存在だったから。

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