司「そのー。父さん達と
ヤンキーの違いってのが
全然わからへんねんけど」
卓「あー。まぁわからんか
そうやなぁ。違いはアレや
威張るか威張らんかやな。
俺達は威張る事は無かった
ただし・・・俺達の邪魔を
したりする者は潰してた」
司「それってヤンキーやん
そういうのは違うの?」
卓「ヤンキーの威張るって
言うのはいちびるやんか」
守「あー。そうですねぇ」
卓「俺達インカは必要悪や
正義でも無かったし自分達
の判断で行動してたんや。
自分で責任のとれる範囲を
自分達で守ってただけや。
侵略する事はそう無かった
侵略しに来る者でバカな奴
は後悔させてたけどなぁ」
司「うーん。わからへん」
守「喧嘩はしてたんです?
そういうタイプの場合って
喧嘩を売ってくる奴とかは
多くなかったんですか?」
卓「おらへんかったなぁ。
俺らの代ではおらんかった
元々ロバートが喧嘩を売る
タイプやってな。その喧嘩
がやっぱり怖かったんや」
司「喧嘩売りだったの?」
卓「あぁ。喧嘩売りやった
しかも喧嘩を売られた方は
嫌がっても拒否権無しや。
相手は何もしてへんのにな
ロバートに喧嘩を売られて
訳もわからんと侘び入れて
謝ってる不良とかおったわ
あれは可哀想やったわ」
司「めっちゃ最悪やんか」
守「少しわかる気がする」
卓「おっ。さすが戦闘家」
守「威張ってる奴を見ると
腕に自信がある様に見えて
つい気になるんですよね」
卓「うーん。少し違うな。
ロバートは実験してたんや
どうすれば人を壊せるか。
どうすれば戦意をそげるか
簡単に言えば人体実験や。
そういうのを実際試したり
人体の急所を確認して殴り
痛がり方を研究してたんや
一般人にそんなんしたら
警察に行くからヤンキーに
色々と試したりしててん」
卓「そうか。そうするんか
あ~。めっちゃ賢いです」
司「それが賢いの?」
卓「そうなると怖いやろ?
仕返しに来たら実験できる
人が増えるだけやねんな」
守「なるほど。せやから
仕返しにも来れへんのか」
司「全然わからへんし」
守君だけが話しがわかる。
僕には何もわからなかった