僕達は戻ってみんなで
公園で話をしていた。
僕と理子の告白についてだ
司「そんでさぁ・・・
理子が僕がモテルとかって
言い出すんやんかぁ。
無いって言ってるのに」
井上「あー。どうやろう。
宮根好きな女子多いかも。
ウチも宮根の事を好きって
言う女子から相談受けた」
小田「あたしも聞くわ」
司「えっ?マジなの?」
理子「ほらぁ。みてみぃ」
かなり意外だった。
僕は全然知らなかった。
井上「あたしは理子と
付き合ってるって言って
諦めさせてたけどね~」
小田「うちも一緒やで。
付き合ってると思った」
理子「うちが心配やった
理由これでわかった?」
司「うん・・わかった」
自分でも信じられない。
なんでなんだろう・・・
井上「確かに最近の宮根は
かっこよくなったと思う。
理子のおかげやろうけど」
理子「ウチ何もしてない」
小田「男らしくなったもん
去年ぐらいからそう思う」
司「去年って・・・」
冠位明稜帝に入った頃だ。
先生に出会ってみんなに
出会って追いつきたくて
努力してた時期だ・・・
宇崎「宮根はかっこつけて
ないところもええかなぁ。
なんか話しやすいしな」
小田「話しやすいってのは
かなりポイント高いよ~」
司「褒められてるのか
けなされてるのか・・・」
僕は彼女達が怖かった。
彼女達より立場が弱かった
でも太極拳部の女子は
かわいいのでそんな彼女達
と一緒にワイワイ話しが
できるのは羨ましがられた
時間も遅くなってきたので
僕達は適当に散会した。
僕もすぐに家に帰った。
司「疲れたなぁ・・・」
家に着いた瞬間に気が抜け
疲れがドッと出てきた。
母「お帰り。なんや?司。
めっちゃ疲れてるやんか」
司「うん。なんか最近暇な
時間が全く無くて・・・」
母「若いうちは暇なんて
もてあまさなくていいねん
今のうちに遊んでおいて
大人になったら忙しさに
対応できるようになって
いたらええねんで」
司「うん。わかった。
暇よりも今のほうがいいし
色々学べることが多いし」
何もしてこなかった時期に
今の僕に残っている経験は
当然何も無かった。
中学校に入ってから色々と
経験していると今の僕には
たくさんの経験が残ってた
アムリタ教典で書いている
アリとキリギリスの話が
今なら深く理解ができた。
僕はアリの道を選んでいる
それからまた数日が立った
ゴールデンウィークも過ぎ
夏休みに近づいていった。
そして・・・僕は最後の
ロバート派の2人に会いに
行く日が近づいていた。
第19部-サーペント- 完