第484話 彼女

2016年8月19日

第19部-サーペント-

t f B! P L
司「ははっ。最低でしょ。
僕の本当の父さんってのは
2股してた人やねんで」

理子「ごめん・・・」

理子は泣いてくれていた。
声もかすれていた・・・

司「僕を好きって言って
くれる理子にとったら・・
言わないとあかんもんね」

理子「辛かったんやんね。
司はそれを知った時・・」

司「うん・・・辛かった。
でも1人じゃなかったから

守君も一緒やったから・・
あれ・・・?」

僕もなぜか涙が出てきた。
これ以上強がれなかった。

理子「あたし・・・最低や
自分勝手やった・・・」

司「理子は最低やないよ。
理子を最低って言う人は
おらへんやんか・・・」

理子「あたしなぁ・・・
自信が全然無いねんよ。

司の事になると無理やねん
司がとられると思ったら
余裕も何もなくなるねん」

司「誰もとらないと思う」

理子「うちらさぁ・・・
別に付き合ってないやんか
だから・・・心配で・・」

司「本当は・・僕が誕生日
を迎えた時に勇気を出して
理子に告白する予定やった

でも・・・まさか父さんと
母さんから言われるとは
思ってなかったから・・・
何も言えなくなっててん。

2股してた人の子供やし
その人の仲間やった人とか
にも会いに行ってたし・・
やる事が多くなって・・」

理子「2股してたとか・・
そんなん関係ないやんか。
司は司。その人とは違う」

司「理子・・・バカ」

理子「それに司のお母さん
の気持ちわかる気がする。
2股じゃなかったと思う」

司「えっ?なんで?」

理子「2股やったらさぁ。
子供を生む選択はしないと
思うねん。別れてるはず。
なんかあるんやと思うよ」

司「でも・・・」

理子「でも・・じゃない。
あたしは黙っておくから。
しんどい思いせんといて」

司「理子・・・ありがと」

理子の優しさは嬉しい。
かなり癒されてしまう。

理子「司・・・好きやで」

司「うん・・・僕も好き」

僕は理子を抱きしめた。

理子「あたしとさぁ・・・
付き合ってほしいねん。
友達関係はもう嫌やねん」

司「うん・・・僕も同じ。
理子。これからよろしく」

理子「うん。こちらこそ。
浮気はせんとってほしい」

司「うん。絶対にせんよ」

僕は理子と付き合う事に。
かわいい彼女ができた。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ