第478話 一定の条件

2016年8月13日

第19部-サーペント-

t f B! P L
試合は次々と進んでいく

守「強いですよねぇ・・
見てるとわかります・・」

野田「混合拳やないからな
マルチやなくエキスパート
の奴らばっかって感じや」

守「タイマンしかできない
って感じの連中ですか?」

野田「そうそう。複数相手
の戦いは知らへんやろしな
戦闘家ではなくて格闘家」

司「これは・・・すごいよ
空手の強さがわかるもん」

守「ほんまやな」

選手もセコンドも一緒に
戦ってるような感じだった

セコンドは大声で叫んでた

守「マウスピースだけを
つけてやってるもんなぁ」

危険がつきまとっていた。
相手も経験者だからリング
の上は絶対怖いと思った。

野田「サーペントに出てる
選手は一定の条件をクリア
して出てるもんやからな。
迫力が伝わってくるねん」

守「どんな条件です?」

野田「礼儀ができている者
であり敗者をののしって
バカにしない事が条件や」

司「簡単じゃないです?」

野田「お前らは小さい頃に
教えてもらってるから
当たり前かもしれんけど
できてへん奴多いねんぞ」

司「確かにそうかも」

世の中には失礼な人が多い

精神をおかずに格闘技だけ
を教えているところは多い

一概には言えないけど
道場よりもジムやクラブと
言った場合に多かった。

試合をずっと見ていた。
2時間後・・全ての試合が
終わった。

そして最後に司会者が
上がり次回の案内がされた

次回は「サーペントの出場
選手と戦いたいという喧嘩
自慢の連中との試合」だ。

観客達は盛り上がっていた
確かに面白いカードだった

そして僕達は外に出た。
先生が出てくるのを待った

30分ほどして出てきた。
やたらと大人数で出てきた

スタッフや試合をしていた
選手に関係者を連れていた

野田「なんや?待ってた?
もう10時前やぞ」

守「帰り同じ方向ですし」

司「色々聞きたいですし」

??「野田さんの知り合い?
まだ学生っぽいですけど」

野田「あぁ。知り合いや。
宮根・沢田の息子さんや」

??「あ~。そうなんですか
君達のお父さん達には
お世話になっています」

道場の先生と思われる人が
僕と守君に頭を下げていた

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