守「先生・・・聞きたい事
あるんですがいいです?」
先生「なんや?珍しいな。
守とタマと司のトリオか」
先生に話を聞いてみた。
守「サーペントって格闘技
集団を知っていますか?」
野田「あれ?サーペントを
なんで知ってるんや?」
守「実は・・・」
数日前にあった出来事で
喧嘩をした事を話した。
野田「ふーん。そうなんか
サーペントを知ってる不良
がおるとは思わんかった」
守「なんなんですかね?
サーペントっていうのは」
野田「知らなくていいよ。
格闘技集団でも無いしな」
守「教えて下さいよ。
知ってるんやったら・・」
野田「中学生には早いねん
サーペントはR-16やねん」
16歳未満はダメと言う事だ
守「全然わかんないです。
格闘技集団やないって事は
なんなんですかね?」
野田「ただのイベントや」
守「イベントですか?」
不良達はイベントなんて
何も言っていなかった。
先生の話とは噛み合わない
どっちかが違っていた。
守君は追及していた。
守「空手なんですか?」
野田「空手は多いかなぁ。
空手道場多いからなぁ~」
道場が多い?それが理由に
なるのだろうか?
守「他に何がいます?」
野田「色々おったはずや
俺も把握してへんねん」
守「他流試合やってるって
聞いたんですけど・・・」
野田「あぁ。やってるな。
ええ経験にもなるしなぁ」
このあたりは合っている。
何が違うかがわからない。
守「サーペントの連中って
やっぱり強いんですか?」
野田「まぁ強いかなぁ。
バチバチやりあってるし」
守「俺達よりもですか?」
野田「また質が違ってくる
サーペントは武術やなくて
格闘技の戦いやからなぁ。
また全然違うもんやねん」
守「それやったら俺は
サーペントと戦ってみたい
んですけどできますか?」
野田「サーペントと戦う
ってのがわからんねんけど
まぁ戦うのは無理やな」
守「なんでなんですか?」
野田「うちは宣伝いらんし
生徒も多いから必要ない」
また噛み合わなくなった。
何か捉え方が違っていた。