守「そんじゃあ終わりやな
もう帰ってもええかな？」
守君が終わりを確認した。
しかし・・・終わらない。
??「調子にのんなや。
俺が相手になったるわ」
守「お前は誰やねんな。
お前に相手になってほしい
とか思ってもないねんけど
おーい。タマぁ」
魂輝「はーいです」
ドスッ・・・
魂輝君が左脇腹に
リバーブローを打ってた。
??「おっ・・・あっ・・」
そいつは声にならずに
膝からその場に崩れ落ちた
見ててもわかる・・・
単純に痛そうだったから。
石沢「おい・・・やめろ。
お前ら・・・手を出すな」
石沢が仲間達を止めた。
守「もうええやろ？
暇つぶしにもならへんわ」
石沢「あぁ・・・悪かった
これだけ教えてくれや」
守「あん？なんやねんな」
石沢「お前達はサーペント
の連中ではないよな？」
守「あ？違うけど。なんや
そのサーペントってのは」
石沢「違うならええわ」
守「教えろや。気になる」
石沢「ただの格闘技集団や
お前ら強いからその連中と
同じかと思ったわ・・・」
守「格闘技集団か・・・
そいつらは強いんか？」
石沢「あぁ・・・強いわ。
他流試合もこなしてるから
実戦経験もあるねんから」
守「それは・・強いなぁ」
格闘技をしている者には
唯一の弱点がある・・・
それは他流を知らない事。
例えば空手家は空手家と
戦い空手家同士で争う。
柔道も同じ事が言える。
つまり格闘技に関しては
同門同士で争う大会しか
無く他流同士の争いの
経験がまず積めない。
その辺りの経験値がある
のと無いのとでは変わる
その経験値がある武道家
は文句無く強いと言える
つまり武道家としての
弱点を補っていることが
守君はすぐに把握できた
魂輝「他流試合もですか。
元々何の格闘技なんです？
空手あたりですか？」
石沢「それがわからんねん
俺が見たのは空手やった。
でも柔道の奴もおったわ」
守「総合系ってことか？」
石沢「総合系ではなかった
サーペントはたしか・・・
ひとつの道を極めようと
する者の為の居場所
って聞いてるねんけど・・
意味はよくわからへんわ」
守君と魂輝君は考えていた
サーペントが気になってた