第468話 誘い

2016年8月3日

第19部-サーペント-

t f B! P L
前川「お前・・・まさか
サーペントの連中か?」

司「サーペント?」

初めて聞く名前だった。

前川「違うか・・悪い。
気にせんとってくれや」

司「気になりますけど。
でも・・まず倒します」

僕は前川に近づいていく
そしてジャブを打ってた

前川「ぐっ・・この」

もちろんジャブで倒す気
なんてなかった。

ずっとジャブを打ってた
のを嫌ったのか前川が
右フックを打ってきた。

僕はこれを待っていた。
苦し紛れに打つ攻撃を
誘う為のジャブだった。

そして僕は彼に軽く
体当たりを打ちつけた。

司「これで崩れました。
では・・・終わりです」

前川の体は流れていて
重心さえも失っていた。

パシッ・・・バッ・・・

そこへ僕は腕を掴んで
横に振り頭の上を廻して
1回転して投げつけた。

合気道の四方投げ。

前川の踵を目掛けて投げ
初めて・・投げつけた。

ゴンッ・・・

前川は後頭部を地面に
打ちつけて動かなくなる

そこでもさらに僕は・・
腕の関節を取りに行った

腕ひしぎを決めていた。

守「終わりや。司ぁ~」

守君が大声で叫んでいた
魂輝君も駆け寄ってきた

司「えっ?終わりなの」

魂輝「どくですよ。司」

僕がどくと魂輝君が前川
の様子を見ていた。

頬を軽くびんたして
意識を戻そうとしていた

前川「うっ・・ううっ」

前川が意識を取り戻した
かなりぐったりしていた

守「司・・・四方投げは
やめておけ・・危険やわ
地面がもしアスファルト
やったら死んでたぞ」

司「えっ?そうなの?」

周りの不良達も聞いてた
真剣に耳を傾けていた。

ここが公園で砂をひいた
地面だったからよかった

受身を知らないヤンキー
にアスファルトの地面で
後頭部を打ちつける投げ
を行うと意識の無い状態
で衝撃を受ける為に死ぬ

そう僕に教えてくれた。
地面の状態によって投げ
を考えろと教えてくれた

打撃の場合壊し方を
知らない限り人は簡単に
死なないけど・・・

投げだと割と簡単に死ぬ
頭から落とすだけで・・

子供でもわかる理屈だ。

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