その頃・・店内では・・
男「お茶どうぞ」
??「おう。ありがとう。
柴田の帰りは遅いんか?
あいつどこ行ったん?」
男「親の方のバイク屋の
経営が苦しいみたいで
話しに言ってますけど」
??「ふーん。そうなんか。
融資が必要なんかなぁ?」
男「その辺りはなんにも
聞かされてないですけど」
??「まぁそうやな。従業員
に話す事ではないもんな」
男「俺も安部さんみたいに
頭良かったらいいんスけど
その辺りは無理ですから」
安部「別に頭がいいから
とかが問題やないけどな。
つーか外におるガキども
中に入れてやらへんのか?
さすがに可哀想やんけ」
男「なんか違うんですよね
マジメっぽいんでこっちも
どう対応したらええかが」
安部「そうなんか。じゃあ
俺がちょっと話してくるわ
待っとくのも暇やしなぁ」
そして・・・僕達は・・・
司「なんで大人ってベンツ
に乗りたがるんやろう?」
守「金が余ってるんやろ」
ベンツについて話してた。
車は乗れたら何でもいいと
思っていたから。
そんな事を話していたら
さっきの人が外に出てきた
安部「こんなところで何を
してるんや?お前らは」
司「あっ。すいません。
人を待ってるだけなんで」
安部「バイクのことか?」
守「いえ・・・違います。
聞きたい事があるんです」
安部「何が聞きたいん?」
2人「それは言えません」
安部「ふーん。そっかぁ。
あいつに話があるなんて
今までなかったけどなぁ」
司「知り合いなんですか?
ここの社長さんと?」
安部「腐れ縁ってやつや。
ちいさい頃から知ってる」
守「そうなんですか?
どんな感じの人ですか?」
安部「うるさい感じかな。
何でそんな会いたいねんな
お前らなんて名前なん?」
司「宮根 司です」
守「沢田 守です」
名前を名乗った瞬間・・・
その人は・・・驚いていた
安部「えっ?なんて?
宮根と沢田っつったか?」
司「はい。そうですけど」
安部「下の名前は?
もっかい言ってくれや」
司「司です」
守「守です」
安部「お前らが・・そうか
そういう・・ことなんか」
その人の僕達を見る目が
変わった。優しくなってた