朝早く起きて鍛錬をして
から家に戻り父さんから
色々と話を聞いた。
父「これが地図や。
店の名前はこれやから」
司「うん。ありがとう。
鹿角モータースなん?」
父「おう。そうやで。
そんで鹿角のとこ行ったら
名前を名乗るのはええけど
父さんや母さんの名前を
出して会うのは禁止やぞ」
司「えっ?なんでなん?」
父「俺か母さんの名前を
出したら宮根 司じゃなく
俺の息子か母さんの息子と
してしか見なくなるからや
コネは無しで会ってこい」
司「忙しい人なん?」
父「土曜日やしなぁ~。
鹿角は弟子も多いからなぁ
簡単に会えるかなぁ?」
父さんは楽しそうだった。
そんな態度に少し困った。
父「そんじゃあ。行くわ。
司。また夜話し聞くから」
司「いってらっしゃい」
父さんは仕事に出て行った
そして僕も朝食を済ませて
色々用意をして駅前へ行く
司「ごめーん。待った?」
守「俺も今来たところや」
守君と待ち合わせしていた
守君も清人さんから会って
来いと言われてたから。
ひとまず兵庫駅へ向かった
司「うわぁ。意外と都会」
守「広場があるってのは
なんかええよなぁ~」
兵庫駅は大きい駅だった。
海側に出ると広場がある。
山側に出るとお店が多い。
とりあえず地図を片手に
迷いながら歩いていく。
そして10分後・・・
司「あった。ここやわ」
守「けっこうでかいな」
バイク屋って小さな店と
思っていたけど・・・
お店は少し大きかった。
ひとまず中に入った。
中に入るとヤンキーや
高校生ぐらいのいかつい
連中が自分達でバイクの
修理をしていたりして
楽しそうにやっていた。
僕らは場違いの感じだ。
そしてめっちゃ怖かった
ひとまず店員の人に
声をかけた。
司「あの。すいません」
男「おう。なんやろ?
あれ?初めて見る顔やな
中学生ぐらいか?」
司「はい。そうです・・
あの。柴田さんって人に
お会いしたいんですけど
いらっしゃいますか?」
柴田さんに会いたいと
言った瞬間に店の雰囲気
が変わり全員僕達を見た
ヤンキー達も手を止めた
僕らのほうを見ていた。