第443話 休んだ理由

2016年7月8日

第18部-親の仲間達-

t f B! P L
僕と守君が兄弟と認めあい
2~3日が過ぎ守君が道場
へ普通にやってきた。

守「ちはーっす。」

憲吾「お~。守~。
大丈夫やったんかぁ?」

守「別に大丈夫やけど?」

憲吾「それならええけどや
守がおらん間俺がずーっと
やる事多くて大変やった」

守「あぁ。悪かったって」

憲吾「小学生の指導は守が
手伝ってくれなあかんわ。
じゃあ今日から任せるわ」

守「おい憲吾。待ってや」

憲吾は別の方へ向かった。

司「守君がいない間って
みんな心配してたんやで。
先生が理由を言わずに守君
が一週間ぐらい休むって
言われてただけやから。

みんなで相談しててさぁ。
守君に嫌われたって思って
色々考えてたんやで。

責任感がないから突然休み
に入ったと思ったとか・・
なんか不満があったとか」

守「そんなわけあるかい」

司「でも・・・言えないし
みんなも今回ずっと休んで
たことを聞かないって・・
決めて出した答えやから。
守君の居場所をみんなは
奪わずに残してたんやで」

守「そうやな・・・
全員に謝ってくるわ・・」

守君は1人づつ近づいて
しっかり頭を下げて謝った

休んだ理由はつげない。

ただ黙って休んでいた事に
ついてだけを話していた。

2年生にも頭を下げていた
ちゃんと筋を通していた。

野田「ううっ。おはよう。
ごめん。今日2日酔いや」

憲吾「先生~。やっと守が
きたんですよぉ~?」

野田「あ~。守来たんか。
みんな心配してたんやぞ」

守「すいませんでした」

野田「俺はええけどやぁ。
みんなに謝ったってや」

守「もう謝りましたよ」

野田「そうか。早いなぁ。
守に教えれる事ないなぁ」

みんなそれに笑っていた。
先生の立場が無かったから

こうして元に戻った。
今まで通りの日常に戻った

僕達も3年生になって・・
最上級生になっていた。

魂輝「先生・・いいですか
僕・・・相談があるです」

野田「なんや?タマ・・・
やたら暗い顔してるやんけ
ちょっと外で聞こうか?」

魂輝「お願いしますです」

司「・・・魂輝君?」

守「タマ?」

先生と魂輝君が外に行った
魂輝君が守君以外の人に
相談するのは珍しかった。

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