村田「ロバートの事やろ?
俺は何にもできへんから
支払いする事しかできん。
少しでも手伝いたかった」
父「おっ。さすが内弟子」
清人「やっぱ違うなぁ~」
村田「あんたらもやんけ」
父「お前は特別長いやん。
俺らより長かったしな」
村田「中学生までですよ。
長かったのは明ですから」
清人「明かぁ・・・そやな
あいつ元気にしてるかな」
父「ドイツやもんなぁ・・
医学の本場なんやろ?」
野田「知りませんけど」
清人「でもあれやな・・・
あいつらにはロバート派に
会わせなあかんと思った」
野田「鹿角さんと飛燕さん
とかに会うってこと?」
清人「そうそう」
父「それは必要やなぁ・・
卓にも会わせさすからな」
村田「別にええけど・・・
どこまで話してええの?」
清人「全部話してええぞ。
俺らの知らん部分とかな」
村田「じゃあわかった」
父「まずは鹿角達やなぁ。
その後卓と明の2人やな」
野田「ドイツ行かせる?」
父「行かせな会えへんし」
清人「明には会わせないと
絶対あかんもんなぁ・・」
村田「そうですねぇ・・・
明がロバートの逝った瞬間
とか全部知ってるんやし」
店内がしんみりしていた。
野田「俺もおったけど」
みんな先生を無視していた
それからみんな酔いが回り
関係ない話しになっていた
父「美樹はどうしてるん」
卓「元気にしてますけど」
父「もう全部知ってるから
また会わせにきていいで」
卓「そう言っておきます。
多分会いたいでしょうし」
村田は京子さんの妹の美樹
と結婚して家庭を築いてた
みんな結婚は早かった。
23歳ぐらいで結婚していた
親は親でずっと悩んでいた
酔わないときつかった。
みんなそれなりの立場が
ある連中の集まりだったが
会社の幹部がこうやって
集まって飲む場合立ち飲み
や安いお店ばかりだった。
キャバクラとかそういう
お店で飲む事は無かった。
昔からこうだったから。
自分を戒められる場所だ。
それに高い店で飲むと
浮気と思われるからだ。
誤解されると面倒だった。
深夜1時まで飲んでいた。
そしてやっと散会した。
全員タクシーで帰った。
第17部-守の真実- 完