第439話 認めあい

2016年7月4日

第17部-守の真実-

t f B! P L
それから数日が過ぎて
4月8日になっていた。

その間守君は外にでずに
家でボーッと過ごしてた。

守「今日が司の誕生日かぁ
司も・・・今日知るんか」

先に全てを知っていた守君
はこの辛さを知っていた。

守「誕生日プレゼント・・
買いに行かななぁ・・・」

お返しをすると言っていた
約束を覚えていてくれた。

守「なにがええんかなぁ」

とりあえず三宮に出てた。
そしてロフトに向かった。

守「香水か・・・司は香水
つけた事なさそうやなぁ」

色々香りを嗅いで選びこみ
香水を選んでくれていた。

守「ただいまぁ~。タマぁ
これ明日学校行った時に
司に渡しておいてくれや」

魂輝「どうしたんです?」

守「司が明日誕生日でな。
渡しておいてほしいねん。
俺は明日は学校休むから」

魂輝「そうなんですか・・
わかりました。渡します」

守「じゃあ・・・頼んだ」

守君は部屋に戻っていった

そして翌日の始業式を休み
今日学校に来たという事だ

司「ほな守君は僕より早く
に聞いてたんやなぁ・・・
でも受け入れられた?」

守「まぁな・・・完全には
受け入れられへんけどな」

司「そうやんなぁ・・・
僕もまだ無理やもん・・・
今日守君と話をしなあかん
ってずっと思ってたから」

守「でも難しいねんや・・
俺と司が兄弟っていうのは
タマと京美ちゃんには秘密
にしとかなあかんやろ?」

司「うん・・・そうやね」

守「誰にも言えない秘密や
なんか・・・重いねんな」

司「そうやね・・・重い」

僕と守君だけの秘密の話だ
他の誰にも話ができない。

秘密を守っていかなければ
いけない絆にも近かった。

守「司・・・俺はお前を
兄弟って思って接するわ」

司「うん・・・ありがとう
僕も兄弟って思うから」

守「よろしくな・・・」

司「こちらこそ・・・」

しっかりと握手をした。

この瞬間から・・・僕達は
お互いを認めあった。

僕は守君の強さに憧れた。
守君は僕の努力を認めた。

守君の強さには結果がある
僕の努力には過程がある。

僕は1人ぼっちじゃない。
だから背負って生きていく

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