第436話 イジメ

2016年7月1日

第17部-守の真実-

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守「ダディ達すげぇなぁ」

清人「頑張ってただけや」

守「なんでそんなに頑張る
ことができたん?」

清人「ロバートが頑張って
るのを見てきてたからな。
上が楽せんと頑張っててな
俺が楽してたら追いつける
ことなんてないやんけ。
そこで色々教えてもらった
それを守にも教えてきた。
タマにも教えてきたけど。
タマは守が教えていって
くれたから俺は楽やった」

守「そうやったなぁ・・・
タマには俺教えてたわぁ」

清人「ロバートは商才にも
富んでいたから中学生の頃
に屋台やらせてもらったり
してほんまおもろかった」

守「テキ屋やったん?
ロバートって人の親は」

清人「違う違う。ロバート
は礼儀とかしっかりできて
やってたから頼めば大人が
色々やらしてくれててん。
そういうの見てわかったわ
礼儀ひとつでこんなにも
見方が変わるんやなって」

守「だからダディは礼儀に
めっちゃ厳しかったんか」

清人「守はよかってんけど
タマはひどかったからな。
小学生の時あったやんか」

守「あぁ。あったなぁ。
日本人ってだけでイジメ
られてた時期やろ?
あれはしょうがないけど
タマは暴れまくってたな」

清人「あの時なぁ。守が
シバいてくれたからほんま
によかったって思ったわ。
もう俺が1回シバかなタマ
はわからんって思ってた」

守「俺も日本人ってだけで
イジメられてたからタマの
気持ちはわかるねんや」

清人「無視されてただけで
イジメって言わへんけどな
お前らのイジメっていう
基準がおかしかってんや。
無視されただけで正拳突き
打ち込むのはおかしいわ」

守「心室細動に打ち込んで
ないからええやないか」

清人「アホ。心室細動に
打ち込んでたら死ぬわ」

守「でもあーいう経験で
いっぱい殴って手加減する
感覚掴めてきたんやけど」

清人「うーん・・・」

褒められる事ではない。
だけど練習で学び実践で
経験を積み技を使うという
事を教えてきたのは全て
ダディだった・・・

清人「ヤンキー相手にしろ
普通の人には暴力ふるうな
弱い者イジメになるから」

守「わかってるって。
イジメ好きやないから」

話はずっと続いていた。
アメリカでの生活の事や
守君と魂輝君の重い出を
いっぱい話し続けていた。

男同士だからできる話。

由紀さんがいたら会話に
入れないのでできない話だ

守君にとって初めてダディ
と話し合えた事だった。

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