第435話 強行手段

2016年6月30日

第17部-守の真実-

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守「最後にひとつ・・・
聞いておきたいんやけど」

清人「ええよ。なんや?」

守「ダディの親はヤクザ?
前タマを拉致った連中?」

清人「まぁ・・・気づくか
そうや・・・経済ヤクザや
俺は家を出てるからただの
カタギの人間やねんけど」

守「あの時・・・なんで
タマをさらったんかって
言うのは知ってるんか?」

清人「孫やからな・・・
会いたかったみたいやわ。
俺が会わせる気がなくて
強行手段に出たみたいや

タマにはなんにも話を
してへんみたいやけどな

ヤクザの家ってことも
自分達がじいちゃんって
いう事も言ってへんわ」

守「そうなんか・・・
タマがヤクザの孫って
知ったんかと思ったわ」

清人「タマはヤクザの孫
やない。カタギの子や」

守「普通の人がカタギって
いうわけないやんか。
そこが少し違うねんって」

清人「確かにそうやなぁ」

守「ロバートって言う人は
ダディがヤクザってのは
知っててつるんでたん?」

清人「最初は隠してたな。
ヤクザっていうの関係なく
つるんでくれてたからな。

でもいずれは言わないと
あかんって思ったから
中3の時に言ったんかな」

守「そしたらなんて?」

清人「あっそう。って
言ってた。親の権力を
使っていちいち威張るなよ
使うなら俺達の看板使って
威張ってたらええからって
言ってくれて嬉しかった」

守「かっこええやんか。
つーか看板ってなに?」

清人「チーム組んでたんや
最初は7人で組んでたのが
108人にまでなって後に
予備軍までできてたなぁ」

守「暴走族ってやつか?」

清人「族ではなかったなぁ
深夜に騒音立てて集団で
走ったりせんかったから」

守「どんなんやったん?」

清人「そうやなぁ~。簡単
に言えばマフィアみたいな
感じやったかなぁ~」

守「中学生の話やろ?」

清人「そうそう。ちょうど
守と同じぐらいの時期やわ
中学3年やったからなぁ」

守「中学3年でそんな人数
にまでなったんか?」

清人「他校の不良達がなぁ
集まってきてたからなぁ」

守「それはすげぇなぁ」

清人「でもロバート1人に
集まってきた訳やないねん
集まってきた連中の大半は
俺と司のお父さんに寄って
きた連中やってんや」

守「どうせ喧嘩やろ?」

清人「まぁそうやけど」

中学生で不良達がわかり
あえるとなったらやはり
喧嘩しかなかった。

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