第432話 父の過去

2016年6月27日

第17部-守の真実-

t f B! P L
清人「会った事ないか・・
守が生まれる2ヶ月前かな
それぐらいで逝ったから」

守「マミィから聞いたよ。
卒業式の日に死んだって」

清人「俺が知ったのはその
次の日やったなぁ・・・」

守「なんで翌日やったん」

清人「卒業式の打ち上げを
みんなでやっててな・・・
楽しく打ち上げやるために
気を遣って教えてくれへん
かってんや・・・」

守「ええ友達やんか・・・
雰囲気壊さない為やんけ」

清人「それでもなぁ・・・
俺は教えてほしかったわ。
ロバートの体調が悪いって
いうのはわかってたのに」

守「ダディにとってその
ロバートはどんな存在?」

清人「下についてもいい。
そう思える存在やったわ」

守「ダディが下につくの?
逆やなくて?」

清人「俺が上に立っても
人はそんなついてこーへん
ロバートの下やなかったら
誰もついてこんかったわ」

守「どういう事なん?
それが信じられへんねん。
ダディやったら上やろ?」

清人「俺は頭が悪くてなぁ
ロバートと出会う前は敵が
めっちゃ多かったんやわ」

守「敵って?なんで?」

清人「喧嘩ばっかしててな
中1で学校も仕切ってた。
恐怖政治やってんけどな。
他の学校の奴らとかとも
やりあってたんやけど・・
敵ばっか増えていってた」

守「ダディ強いもんなぁ」

清人「強いだけやったら
なんも意味ないねんけどな
司の父さんとずっともめて
抗争が長引いてたんやわ」

守「司の親も喧嘩なん?」

清人「あいつは当時は
ナイフ使いでうざかった」

守「やりあったん?」

清人「結局やってないねん
タイマン張るってなった時
ロバートの弟子達が最初に
俺を足止めにきててな。
小学生のくせに強かった」

守「中学生レベルやろ?
俺とどっちが上なん?」

清人「守の方が上やなぁ。
俺はまだその時は素人や。

不良の中で喧嘩が強いって
いうぐらいのレベルやしな

でも打たれ強さは自信が
あった。それでも何回も
倒れそうになったけどな。
根性だけで立ってたわ・・
小学生にやられたとかって
絶対嫌やったからな」

守「それでどうなった?」

清人「途中からロバートが
やってきて交代したんや。
そんでそっからは一方的に
シバかれて参ったしたわ」

守「その時のロバートと
俺が1年の時やったら
どっちが強いんかな?」

強い者なら気になる部分。
そこはどうしても聞きたい

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ