第427話 父親違い

2016年6月22日

第17部-守の真実-

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由紀「これで終わり・・」

由紀さんは涙を流していた
涙が抑えきれなかった・・

守「マミィは全然違うな。
めっちゃ明るかったやん」

由紀「あはは。やっぱりね
あの頃はまだ若かったし」

守「好きやったん・・・?
あの男の人の事・・・」

由紀「愛してたよ・・・
心から好きになれた・・」

守「ダディよりもか?」

由紀「それは言わない。
何があっても言わへん」

守「そうなんや・・・
じゃあ俺ももう聞かへん」

由紀「そうしといて・・・
聞かれても答えへんから」

守「そういえば・・・
最後になんか女の人が
出てきたけどあれは?」

由紀「誰かわかった?」

守「司のお母さんか?
京子って言ってたし」

由紀「そう。正解やで」

守「仲よかったんやな」

由紀「うん。そうそう。
この時京子も妊娠しててん
2人共身重やったから」

守「えっ?そうなんか?
あ~。そっか同級生かぁ。
司の父さんもやるなぁ~」

司と守は同級生だ。
自然とそういう答えになる

由紀「・・・いい?守。
今から大事な事を言うけど
落ち着いて聞いてほしい」

守「どうしたん?」

由紀「守は他に兄弟がいる
タマと守は父親違いやけど
腹違いの弟がおるねんな」

守「えっ?ちょっと待って
腹違いってことは・・・」

由紀「母さんが違うって事
同じ父親同士の兄弟・・」

守「誰なんや?そいつ?」

由紀「京子の子供やで・・
京子も和也が好きだった」

守「ちょっと待ってや・・
ってことは・・まさか?」

由紀「そう・・・宮根 司
司が守の腹違いの弟やで」

守「マジかいやぁ?
司が腹違いの弟かいや」

魂輝「そんな・・・」

魂輝君はこれ以上はもう
聞ける精神じゃなかった。

ふらつきながら外に出て
壁を登って屋根に上って
部屋に戻っていった。

ベッドの上に戻ってから
辛くて泣いていた・・・

知らなければよかった。

みんなが隠し通そうと
しているのを黙ったまま
隠されてるべきだと思った

魂輝君はそう反省してた。

そしてリビングでは
守君達の話は続いてた。

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