父「野田は生意気やった。
あいつ関係ないのにずっと
俺達についてきてたもんな
俺達族やなかったのにな」
司「よく似たもんやって」
話を聞いてる以上・・・
暴走族みたいなもんだった
父「野田は強くなったわ。
ロバートの孫弟子やのにな
今では俺より強くなった」
司「今やったら負ける?」
父「それはまた違うねん。
実力やったら負けるって
認めてやるけど勝負に
なったらまた話は別やわ」
司「そっか。そうやった」
この感覚がまだ掴めない。
実力だけでは決まらない。
父「野田はロバートの流れ
を純粋に組んでるからな。
ほんまは本家を名乗っても
ええねんけど俺に勝てない
からって分家を名乗ってる
今の強い者が本家を名乗り
正当化していくべきやって
あいつが言うたからな。」
司「本当だったら先生が
本家で今の本家が分家って
ことやったってこと?」
父「そうそう」
司「そうやったんやぁ・・
でもなんで父さんそんなに
冠位明稜帝に詳しいの?」
父「言ってなかったなぁ。
俺が本家の師範やからや」
司「えっ?ええっ!?」
父「ロバートのことを司が
知らないうちは絶対に顔を
合わすのは避けたかった。
絶対聞かれてた思うしな。
富田とかにも黙らせてたぞ
ちなみにもう1人師範が
おるねんけど守の父さん」
司「本家は2人いるの?」
父「そうそう。2人だけ」
司「そうやったんや・・」
確かに僕が父さんを見て
しまったらなんで?って
思って色々聞いてたと思う
父「赤のプレゼントって
もう開けて見たんか?」
司「うん・・・見たけど。
本とコートが入ってた」
父「その本は当時父さんが
ロバートからもらった本や
コートはロバートが着てた
コートや。コートの内側に
dr.robartっていう刺繍が
入ってるから見てみろや」
司「父さんのコートは?」
父「俺のは俺のであるわ。
あのコートのデザインは
母さんと守の母さんが一緒
にデザインしたやつやぞ。
大事に使うようにしろよ」
司「ええっ?そうなんや。
母さんが作ってくれたん」
父「正しく言ったら
作らされたが正しいねん。
そんで俺達は買わされた」
司「なんでそうなるの?」
父「すでに作られてた後に
これどう思う?って俺達に
言ってきたからや。選択肢
が買うしかなかってんや」
司「無茶苦茶な人やね」
守君に似てると思った。
そういう無茶なところ・・