第411話 勘違い

2016年6月6日

第16部-2人の真実-

t f B! P L
司「いつから暴走族なん?
父さん達で族を作ったん」

父「ちょっと違うかな。
ロバートに集まってきてた
連中で何でも屋みたいなん
を最初に作ってたんや。

出店で一店舗貸してもらい
たこ焼き焼いたりしてたわ

何時間も働いて少しのお金
を稼いでたのを覚えてるわ
母さんもやってたんやで」

司「すごいなぁ。それって
高校生になってから?」

父「中学生の頃やったなぁ
中2の頃やったと思うわ」

司「えっ?中2の頃に?」

父「それぐらいの年やわ。
その頃は5人ぐらいやった
今の司の年ぐらいの時には
108人になってたけど」

司「え~。108人って
めっちゃ多いやんかぁ~」

父「近隣のヤンキーが
集まってきてたからな。
バカばっかり集まってたわ
そのバカどもだけでひとつ
の帝国が出来上がったし」

司「帝国かぁ。いいなぁ。
めっちゃ楽しそうやんか」

父「まぁ楽しかったかな。
ロバートがそこにおったら
めっちゃ楽しかったから」

司「よかった。父さんが
そこまで言える人やったら
僕ロバートって人の子供で
もいいやって思えてきた」

父「どういうことやねん」

司「母さんから話を聞いた
時は最低な人って思った。

母さんに二股しててさぁ。
そんで妊娠させて守君の
お母さんにも妊娠させて
って思ったら最低な人って
思ってしまったから・・・
二股するような人の子供で
めっちゃ嫌やったもん」

父「そりゃそうやな・・・
ロバートの事知らんもんな

ロバートがなぜ母さんと
守の母さんの2人と同時に
付き合ってたかわかる?」

司「そんなんわからへん」

父「ロバートが認めてた女
は2人だけやったからや」

司「それが理由なん?
そんなん理由にならない」

父「その2人がどっちも
引かなかったんや。普通は
他の男のとこにいくやんけ
でも2人共行かんかった」

司「それがなんなん?」

父「ロバートじゃないと
あかんかったって事やねん
ロバートはそれを知ってた
だから選ばんかったんや」

司「それでも選ばないと」

父「高校卒業してたらな。
高校生のうちは・・・
選べなかったんや・・・」

司「そういえば・・・」

高校生の頃の話だった。
僕は大人の話だと思ってた

もし僕がそんな状況に
なったら何もできない・・

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