第407話 御挨拶

2016年6月2日

第16部-2人の真実-

t f B! P L
司「何を食べに行くの?」

父「ゆっくりできる店やな
創作居酒屋に行くから」

司「居酒屋って・・僕は
お酒飲めないねんけど」

父「飲ませる気はないわ。
ゆっくり話ししたいやん。
個室の予約とってるから」

司「あっ。そうなんや」

居酒屋って中学生で行く
ような場所では無かった。

結構ワクワクだった。
少し歩いてお店についた。

父「ちはーっす」

男「いらっしゃいませ~
って・・お疲れ様です」

父「あぁ・・・いいよ。
普通にしてくれてていいよ
卓に電話しててんけど・・
話は通ってるんかなぁ?」

男「はい。聞いています。
村田常務から一番いい個室
を通してって聞いてます」

父さんは色々話をしてた。
そして奥へ案内された。

女「こちらへどうぞ」

そこは完全な個室だった。
広くて高そうな感じだった

従業員の人がスリッパを
出してくれてたりしてた。

司「あっ。大丈夫ですよ。
自分でやりますから」

女「いえいえ。いいですよ
大事なお客様ですから」

僕は申し訳なく思った。

父「客扱いしなくていいよ
他のお客さんに時間使って
あげてくれたほうがいい」

女「でも・・・」

父「店長か誰かに言われた
と思うけど本当にいいよ。
今日は気持ちだけでいい」

女「はい。わかりました」

父さんが優しく言ってた。
なんかすごいって思った。

そして個室の中でくつろぐ

司「この店よく来るの?」

父「ろくに来ないけど」

司「じゃあなんで父さんを
特別扱いしてるん?」

父「同じグループやからな
俺は飲食業じゃないけど
グループは同じやねん。
系列会社と思えばいいぞ」

司「へぇ。そうなんやぁ。
父さんってすごいんやね」

父「別にすごくはないねん
努力を結果に繋げてきた
だけやし俺1人だけが
頑張ってきたんやない」

コンコンコン・・・

父「はい。どうぞ~」

男「失礼します。宮根さん
が来ているということで
御挨拶しに来ました。
私今年から店長をやらせて
もらってる・・・」

父「あぁ。御丁寧に・・」

店長と料理長が挨拶に来た
かなり低姿勢で挨拶してた

父「今日は息子と大事な話
をしたいのであまり挨拶に
来られると困りますので」

父さんは挨拶を断ってた。
さすがに無視できないので
僕との話が中断してしまう

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