第394話 突然

2016年5月19日

第16部-2人の真実-

t f B! P L
今日の夜11時にリビング
に来て。大事な話がある。

手紙にはそう書かれてた

司「なんで手紙なん?」

僕はそれが気になった。

よーく考えると朝は
母さんが少し暗かったし
父さんもビールを飲まず
にいたのもおかしかった

そこがひっかっかってた

司「どういう事なんやろ」

いい話の気がしなかった。
なんか・・嫌な気がしてた

そして11時になった時・・
僕の部屋のドアが鳴った。

コンコンコン・・・

母「司・・・起きてる?」

司「うん・・起きてるよ」

母「下で待ってるから・・
早めに降りてきて・・・」

司「うん・・・わかった」

僕は深呼吸してから降りた
いつも通りの感じのままで

下に降りていくとリビング
で母さんが1人で待ってた

僕の好きなポカリスエット
とコップが置いてあった。

司「どうしたん?こんな
時間に話があるって・・」

母「そこに座って・・・。
大事な話があるから・・」

司「うん・・・わかった」

僕は黙って椅子に座った。
そして沈黙が流れていた。

母「赤の方は開けた?」

司「うん・・・開けたよ」

母「手紙は読んだ?」

司「うん・・・読んだよ。
なんで手紙やったん?
普通に言えばいいのにさ」

母「2人で話したいから。
司とゆっくり話したい」

司「なんの話なん?」

母さんは無言のまま一本の
ビデオを取り出した。

司「これ・・・ビデオ?」

母「うん・・・司。あんた
が15になった時に言わない
といけない事があってん」

司「えっ?なんなん?」

母「あんたは・・・父さん
の子供じゃないねん・・」

司「は?はぁ~?なんで?
俺って捨て子やったん?」

母「違う・・・違うねん」

司「母さんの子供やろ?」

母「うん・・・そう」

司「じゃあ父さんの子供
でもあるんやないの?」

母「違う・・・父さんの
子供ではないねん・・・」

司「わけがわからんって。
やめてよ。そんな冗談は」

母「冗談やないねん・・・
全部・・・事実やねんよ」

ウソと言って欲しかった。
真剣に答えてなんてほしく
なかった。

僕は・・わけがわからない

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