京美「どうかなぁ~?」
司「ありがとう京美~」
京美からのプレゼントは
トートバッグだった。
僕が道場に通ってからは
着替えとか入れるのには
リュックはしんどいので
トートバッグがよかった
それを買ってくれてた。
司「そうや。僕も京美に
プレゼントがあるねん。
入学祝いにって思って」
僕はプレゼントを出した
今日理子と遊んでいる時
に買っておいたから。
京美「うわぁ。ありがと
お兄ちゃん大好き~」
司「ちゃんと使ってね」
僕が京美に渡したのは
無印良品の文房具一式だ。
中学生になるとえんぴつは
もう卒業してシャーペンに
変わることが多いから。
流行る前に渡したかった。
母「母さんからもはい。
中学校入学おめでとう」
父「父さんからもはい。
中学校入学おめでとう」
京美「ありがとう~」
父さんと母さんからは
図書券とマックカードが
1万円分づつ渡された。
かなり・・・豪華だった
中学校の入学なのに・・
僕も父さん達からもらった
青色のプレゼントを開けた
司「任天堂DSやぁ~。
ソフトもいっぱいある~」
DSをプレゼントしてくれた
ソフトも5本ついていた。
京美「いいなぁ~」
司「京美が使っていいよ~
僕あまり使わないと思う」
京美「いいの~?
でも・・・なんで~?」
司「僕はやる事多いから。
道場に通わせてもらってる
だけで十分ありがたいし」
京美「そういえば・・・
お兄ちゃんゲームって
あんまりしなくなったね」
司「そういえばそうやなぁ
ずっと武術やってるから」
ゲームよりも楽しかった。
ただそれだけの事だった。
司「じゃあ部屋に戻るね。
今日は本当にありがとう」
僕は自分の部屋に戻った。
自分の部屋に戻ってから
開けていない赤を開けた。
もうひとつのプレゼントが
やっぱり気になったから。
まずは父さんの方を開けた
司「なんやろ?これ本かな
アムリタ・・・教典?」
父さんの方は古い教本の
ようなものが入っていた。
次に母さんの方を開けた
司「なんやろ・・これ?
コート?もう春やのに?」
黒いコートが入っていた。
そして手紙も入っていた。