司「ほら。父さんビール」
僕は父さんにビールを
注ごうとした。
父「んー。今日はいいわ。
今日はジュースを飲むわ」
司「え~。なんでなん?
いつもビール飲むやんか」
父「また今度頼むわぁ。
今日は酒はええねんや」
司「へんなの・・・」
こういう席では必ずビール
を飲むのに珍しかった。
母「ほら。司も座って」
司「うん」
僕も席に座った。
そして・・・
パンッ・・・パンッ・・・
「誕生日おめでとう~」
クラッカーを鳴らして
少し派手に祝ってくれた。
京美「はい。お兄ちゃん」
母「はい。受け取って」
父「ほれ。渡してやるわ」
司「ありがとう~」
プレゼントをもらった。
父さんと母さんからは
赤と青の2つずつもらった
ひとまず別の机に置いた。
そしてみんなでご飯を食べ
学校の事や道場での事を
色々と話をしていた。
司「明日から京美も中学生
かぁ。緊張したりする?」
京美「ちょっと緊張する」
母「なんかあったら司に
言ったらええねんで~」
司「僕は干渉しないって。
京美にいちいち近寄ったら
京美が孤立してしまうよ」
父「そういう意味じゃない
嫌な事があったら我慢せず
司に相談しろってことや」
司「あー。そういうこと?
それならいくらでも聞く」
京美「なんか楽しみやなー
部活もなんか楽しみや~」
司「何部に入るの?」
京美「まだわからんけど~
テニス部に入ろうと思う」
司「いいやん。テニス。
運動部っていいやんね」
父「お前は文化部やろ?
全然説得力ないやんけ」
司「違うよ。最近は帰宅部
みたいになってるから」
母「余計あかんやんか」
こうやって楽しく過ごす。
僕は家族が大好きだった。
そして2時間が過ぎて・・
ご飯も食べ終わってからは
みんなゆっくりしていた。
司「そうや。プレゼントを
開けてもいいかな?」
京美「うん。開けよう~」
父「青は開けてもいいよ。
赤は部屋帰って開けろや」
母「母さんのも一緒」
司「うん。わかった」
まずは京美のを開けた。