翌日からは守君が来ない。
魂輝君も来ていなかった。
翌日も・・その翌日も・・
メールをしても返信が無い
司「どうしたんやろう?」
突然の連続欠席だった。
僕はかなり心配になった。
みんなも心配していた。
野田「守の事はほっとけ。
1週間はほっといてやれ。
今・・時間が必要やねん」
先生がそれだけを言った。
みんなよくわからないけど
先生の言う事を聞いていた
僕も自分の練習をしてた。
気を紛らわせたかった。
守君は来なかった・・・
そして4月8日を迎えた。
いつも通りの朝が始まる。
司「ん~。あぁ。いい天気
今日から15歳かぁ・・」
ひとまず下に降りた。
そしてリビングへ向かった
司「おはよう~」
母「おはよう・・・
誕生日おめでとう・・・」
司「うん・・・ありがと」
母さんは少し暗かった。
いつもらしくなかった。
僕は朝ごはんを食べて
いつも通りに道場へ行った
父「おはよう。司は?」
母「もう出て行ったよ。
今日・・・言うべきかな」
父「今日言わなあかんやろ
そういう約束やったらな。
俺はその約束知らんねん」
母「夜に・・・言うから。
京美はあんたに任せるよ」
父「おう・・・わかった」
その頃僕は道場に着いてた
いつも通りにやってきてた
午前中だけ練習をする。
午後からは理子と一緒に
デートする約束だったから
司「お先に失礼しまーす」
挨拶をして先に帰った。
そして須磨まで戻った。
一度家に帰って着替える。
そしてすぐに駅へ向かった
司「ハァ・・・ハァ・・・
ごめん・・理子。遅れた」
僕は10分ほど遅れていた。
メールはちゃんと入れてた
理子「いいよ。遅れても。
急いで来てくれたみたいで
うちは嬉しいから」
理子が僕に手を差し出す。
しかし汗ばんで掴めない。
司「今は手を繋げないよ。
1回手を洗ってくるわ」
駅のトイレで手を洗う。
エチケットだと思ったから
司「お待たせ。行こっか」
理子「うんっ。行く~」
理子と手を繋いでホームへ
行って電車を待ってた。
第15部-修行期間- 完