第389話 誕生日

2015年9月22日

第15部-修行期間-

t f B! P L
それから月日が過ぎた。
もう4月に入っていた。

司「もう4月かぁ・・・
もうすぐ3年生なるわ」

守「当たり前やないけ。
当たり前の事言うなや」

司「なんていうかぁ~。
ちょっと前に中学生に
なったと思ったらもう
3年生になるから早い」

守「まぁ。そうやなぁ。
その気持ちはわかるわ」

司「僕もうすぐ誕生日で
すぐ15歳になるねん」

守「誕生日いつやっけ」

司「4月8日やねん。
守君はいつなん?」

守「俺は4月3日や。
明後日が誕生日やねん」

司「えっ?そうなん?
明後日が誕生日なん?」

守「まぁそうやけど」

司「全然知らんかった。
明後日プレゼントする」

守「別にええわ。誕生日
おめでとうだけでいい」

司「そんなんあかんよ。
じゃケーキ買って渡す」

あまり高いのは買えない
だから買える物を渡す。

できる事をしてあげたい
僕はそれしかできない。

守「ケーキは嬉しいなぁ
モンブランがええかな」

司「わかった。じゃあ
3日に渡すから」

突然だけど対応をする。
そういう事も少しづつ
できるようになってきた

3日は午前中だけ道場へ
行き午後で先に上がって
守君と一緒に遊んでいた

そしてケーキを渡して
後携帯ストラップを渡す

守君は道場に通い出して
から携帯を持ち始めたが
ストラップをつけてない

なんか味気なかったので
理子と一緒に見に行って
よさそうなのを選んでた

守「ありがとうな。司。
俺も8日に渡してやる」

司「いいよ。いいよ。
そんな気遣わんでいい」

守「そういう訳にいかん
ちゃんとさせてもらう」

司「じゃあ。わかった。
8日楽しみに待ってる」

守君はすぐに携帯電話に
ストラップをつけた。

即行動が嬉しかった。

夕方まで楽しく遊んだ。
早い時間に解散して帰る

守君は家族が開いてくれる
誕生日会があったから。

守「じゃあな。司ぁ~」

司「うん。バイバーイ」

これが・・・最後だった。
僕達が普通の友達でいれた
のはこの日までだった。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ