第387話 司法取引

2015年9月16日

第15部-修行期間-

t f B! P L
野田「あ~。そうそう。
司は今日高校生3人を
シバいた事は言うなよ。
あいつらが親に言わない
限りは絶対黙っておけな」

司「はい。わかりました」

野田「あいつらが言ったら
うちの生徒にも言えばいい
憲吾にも守にも言えよ」

先生は司法取引をしていた

言わなければ言わない。
言ったらこっちも言う。

そういう事を話していた。

野田「そんじゃあ帰るわ。
剛士。今回は悪かったな」

剛士「いえ。こちらこそ。
本当にすいませんでした」

僕達は外へ出て行った。
そして先生の車にのった。

司「あの・・・すいません
暴れてしまって・・・」

野田「司が暴れるって事は
相当嫌な事あったんやろ?
お前はバカやないからな」

司「先生・・・」

先生の言葉が嬉しかった。
そして僕は先生にいきさつ
をちゃんと話した。

野田「手出してきたんか。
そりゃあ誰でも怒るわな」

先生は笑って聞いていた。

司「殴って黙らせるって
ヤンキーの考え方やから
それがすごくむかついて」

野田「ヤンキーか・・・
それはちょっと違うかな」

司「違いますか?」

野田「ヤンキーは殴って
語るし危険回避能力も高い

ヤバイやつはヤバイって
いう感覚はわかるねんや。

でもあいつらは司のヤバさ
は司が反撃するまで全然
わからんかったやろ?
そんな危険回避能力が低い
のはただの調子乗りやぞ」

司「僕ヤバイですか?」

野田「中学生でその強さは
同級生やとヤバイ思うわ」

司「でも僕弱いんですよ」

野田「柔法だけで見たら
決して弱くは無いけどな」

司「よくわかんないですよ
道場の中では僕弱いのに他
だったら勝てるって・・」

野田「別に他の人が弱い
ってわけじゃあないねんぞ
ただ習っていることが体に
染みついてないだけや」

司「そういえば・・・」

僕を殴ってきたあいつは
素人のパンチだった。

ジークンドーと違ってた。

野田「でも勉強になったな
勝者はなぜか損するやろ?
勝者は損せなあかんねん」

司「そうなんですか?」

野田「試合やないからな。
スポットライトは無いねん
勝った方が悪いみたいに
なるからあかんねんや。
それで敗者をバカにできん
そういう制約があるねん」

以前守君が言っていた事を
詳しく話をしてくれた。

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