守「あぁ。助かったわ。
リーダーなったら個人的な
行動ができへんからなぁ。
俺にはリーダーできへんし
人の上に立つっていうのが
今まで無かったからなぁ」
司「経験不足ってこと?」
守「まぁそういうことや」
司「なんか難しいよね。
今までは強いからリーダー
って思ってたんやけど道場
に通うようになってから
考え方変えさせられたよ」
守「そうやなぁ~・・・
みんな意思持ってるよな」
司「流されてないもんね。
適当に生きてない感じ」
守「だからええねんや。
俺も認められるねんから」
司「必要な努力っていう
考え方が僕は好きやけど」
守「俺の場合それはダディ
から聞かされてるねんや」
色々思いを話していた。
言いたい事を話し合ってた
守君も少し角がとれてた。
成長していた感じだった。
司「明日からは憲吾が
トップやねんなぁ~。
新体制になるんやね~」
守「そうやな。支えるわ。
憲吾の思想も聞きたいわ」
司「なんにも考えてないと
思うよ。憲吾は適当やねん
何かが起こってから考える
タイプやから大変やで」
守「桁成とは全然違うな」
司「守君が色々支えないと
いけなくなると思うよ~」
守「俺が支える前に他の
誰かが支えてくれるやろ」
やっぱりどこか不安だった
桁成と比べてしまっていた
それからまた何日かが過ぎ
憲吾は憲吾で頑張っていた
いきなりリーダーと言われ
色々自覚をし始めていた。
責任感を考えたりまわりの
みんなの相談を聞いてたり
やる事が一気に増えていた
憲吾1人に責任を負わせず
みんなで協力できることは
協力して憲吾を支えてた。
周りの手伝いが必要なのは
桁成がずっと提唱してた。
桁成がやってたことは
みんな受け継いでいた。
そして・・・僕は・・・
かなり柔法がわかってきた
綱吉「オラぁ。司ぁ~」
司「そうきたらこうする」
綱吉「うわっ・・・」
綱吉の左腕に体重を乗せて
力を抜き自重を使って倒す
そして上から押さえ込んだ
綱吉「ギブ。まいったぁ。
司は崩れなくなったなぁ」
司「ずっとやってるもん。
柔法だけに専念してるし」
綱吉「そろそろ剛法も
覚えたらええんちゃう?」
司「いやぁ。まだいいや。
柔法はまだまだ奥が深い」
僕は自惚れられなかった。
打撃が無いというルールで
ないと戦えなかったから。