第371話 デート

2015年7月28日

第15部-修行期間-

t f B! P L
司「今日から3学期かぁ。
体がビシビシきてるわぁ」

ずっと運動をしていると
体が慣れてくるんだけど
次の段階を求めてやると
また体の使い方が変わる。

普段は使わない体の部分を
いっぱい使ってきつかった

理子「なんか司。おどおど
した感じが無くなったね」

司「そう?変わったかな?
理子は可愛くなってるよ」

理子「もう。なんなん?」

理子は褒めると照れる人だ
そういう所が可愛かった。

司「もうすぐ3年やなぁ~
なんか1年って早いなぁ」

理子「そうやんね~・・・
ちょっと前まで1年生で
楽しくやってたのにね」

時間が過ぎるのは早かった
1年はあっというまだった

そして・・心配事も増えた

司「最近学校で好きな人
とか言われるねんけどさぁ
理子ってかなりモテルね」

理子「えっ?なんで~?
あたしモテテないって~」

司「理子を紹介してほしい
っていう男子とか多いよ。
サッカー部とか野球部とか
スポーツやってる人とか」

理子「えっ?そうなんやぁ
そんなん初耳なんやけど」

司「今まで黙っててん。
理子に言いたくないから」

理子「なんでなん?」

司「嫉妬してしまうから」

理子「え~。やきもち?」

司「うん・・やきもち・・
運動部かっこいいやんか」

理子「えへへ。嬉しい~。
今度の休みどっかいこうよ
久しぶりに2人で遊ぼう」

司「ちょっと待って・・・
再来週にせーへんかな?
来週は合気道があるから」

理子「わかった。再来週ね
見たい映画があるねんよ。
モザイクに映画見に行こ」

司「うん。わかったぁ。
映画見るの久しぶりやぁ」

ずっと柔法ばっかりしてて
息抜きはしていなかった。

たまには理子と遊ばないと
僕も心理的にきつかった。

その間にずっと道場に通い
守君にも色々相談しながら
2週間鍛錬をしていた。

そして・・・土曜日・・・
僕は理子とデートをする。

母さんに色々と相談してた
母さんは色々教えてくれた

待ち合わせは須磨の駅だ。
僕は15分前に来て待ってた

男が女に合わせてなかなか
遊ぶ時間が無い場合は必ず
待ち合わせ時間より早く
来て待つと誠意が伝わる。

そう母さんは言っていた。

理子「司ぁ~」

司「あっ。理子?早いよ」

理子は10分前に来た。
僕が待ったのは5分だけだ

早く来てよかったと思った

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