第370話 強烈な印象

2015年7月18日

第14部-本家合同-

t f B! P L
司「ただいまぁ~」

みんなと解散してから
僕は直接帰ってきた。

疲れがどっと出ていた。

母「お帰り。どうやった?
試合やったんやろ?」

司「うん。負けた・・・
勝ちたかったけどねぇ」

母「ふーん。そうなんや。
みんな勝つ為に練習してる
から甘くないんやろうね」

司「そうやねんなぁ~。
僕一番弱いみたいやしさ」

母さんとずっと話をしてた
悩み相談みたいになってた

母「自分が弱いって認める
のはいいけど他の弱い人に
暴力を向けたらあかんよ」

司「うん。わかってるよ。
僕は強さに興味ないから
暴力を向けたりしないよ」

母「強さに興味ないの?」

司「うん。そんなに無い。
強くなりたいけど暴力的な
強さが欲しい訳じゃない」

母「じゃあなんでなん?」

司「人間的な強さが欲しい
下を向いて歩くよりも前を
向いて歩いていたいねん」

母「へぇ。かっこいいやん
小学校は陰気やったのに」

司「いつも目立ってる人を
羨ましくて眺めてたわぁ」

母「成長してきてるんやね
母さんも嬉しくなるわ」

司「痛い思いも多いけどね
辛い事のほうが多いかな」

母「その経験は大事やで」

司「うん。わかってる。
なんか課題が多いなぁ~。
自分の部屋でまとめてくる
おやつあったら欲しい」

母「後で持って行くわ」

僕は自分の部屋に戻った。
そしてノートにまとめてた

柔法だけではなくて今日
見た剛法もまとめていた。

桁成のジークンドーが
強烈な印象で残ってた。

力をそれほど必要とせず
パタパタ殴ってたから。

技術の塊みたいだった。

だけど今は投げに集中だ。
殴らずに制圧したかった。

今日の試合で学んだ腕絡み
の痛さに実用性を知った。

この腕絡みを覚えたい。

元々関節に興味はそれほど
なかったけど投げただけで
終わりにはならないって事
を知りその後の関節技の
トドメも必要だと思った。

司「やること多いなぁ~」

投げはかなり奥が深かった
最初は浅いと思ってたから

僕は全ての考え方が甘くて
甘かった頃の自分を恥じた

2学期の間は道場に通って
投げられてノートにまとめ
る習慣をずっと続けていた

そして2学期も終わった。
ずっと柔法づけだった。

第14部-本家合同- 完

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