第367話 矯正変化

2015年7月7日

第14部-本家合同-

t f B! P L
魂輝「成長したって事です
よくあることですよ」

憲吾「よくあることって」

魂輝「司がそうですから。
わかります。司はこの1年
ちょっとで急激に成長して
まだ成長してってますよ」

憲吾「確かに早いけどやぁ
それとはまた違うねんや。
司は何もない状態からの
成長やからよくあるけど
国塚は出来上がってたんや
固まってたスタイルの後に
あれだけ変わってるねん」

魂輝「固まってたら・・・
確かに・・・そうですね」

一度学んで体に染み付いた
やり方を矯正していくのは
かなり難しいことだった。

魂輝「指導者・・・ですか
本家の指導者っていうのは
先生がやってるんですか」

憲吾「いや。本家は違う。
本家は去年から2人・・」

「うおおおおっ!!」

みんなが騒ぎだしていた。
試合の方が動いていた。

国塚「なんや・・こいつ」

守「空手はお前だけの
もんやないからなぁ」

守君も空手で戦っていた。
しかしちょっと違う・・・

空手を実践に使うのなら
かわすことが重要になる。

国塚の場合は型の通りに
受けでさばいていた。

しかし守君の場合は軌道を
ずらして相突きをしていた

かなりの高等技術だった。

国塚「ふざけんな。お前」

守「ふざけてへんわボケ。
真剣にやってるやんけ」

国塚の精神状態が揺らぐ。
そこを一気に詰めていく。

守君が膝蹴りをしてから
鉤突きで動きを止めてから
後ろ回し蹴りで顔を蹴る。

そのままの流れでコマの
ように回って回し蹴りに
繋げて脇腹を蹴っていた。

国塚「ぐううっ・・・」

国塚は踏ん張っていた。
普段から鍛えているからだ

しかし守君が止まらない。
横に回り込んで肘を打つ。

国塚の体が沈みかけた。

国塚「うおおおっ!!」

ブンッ・・・

国塚が裏拳を放った。
しっかりと抵抗を見せてた
しかし空をきっただけだ。

守君は近くにいなかった。
そして・・・

バッシイィィン・・・

国塚「うあっ・・・」

守君がアッパーを打った。
しっかりと踏み込んでから
力を乗せたパンチだった。

沈んでいく途中に上への
攻撃で威力を逃がせれない

完全に力が伝わっていた。
そして国塚は倒れた・・・

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