第366話 一芸技術

2015年7月4日

第14部-本家合同-

t f B! P L
憲吾「国塚が相手か・・」

魂輝「強いんですか?」

憲吾「強いっていうよりも
左正拳突きが上手いねん
左正拳だけやけど・・・」

魂輝「左正拳ぐらいなら
誰でもできますよ」

憲吾「その一芸だけや。
左正拳ってわかってても
死角から来るから避けれん
喧嘩でもそうやってるわ」

一芸軍団の一芸技術だった
左正拳突きだけってこと

国塚「お前が沢田かぁ~。
思ったよりも細いんやな」

守「だから?なんなん?」

国塚「お前の事は聞いてる
手加減は一切せんからな」

守「それはあたり前やんけ
やり直しはないねんから」

口喧嘩から始まっていた。
お互いが選んだのは防具
無しのグローブ着用だった

両者が離れて一礼をした。

野田「それじゃあ始めぇ」

お互い構えをとった。
守君は右翼の構え
国塚は左正面構えだ。

守「・・・空手か?」

国塚は空手スタイルだ。
腰を落としてどっしりと
構えていた。

空手は基本的に強い。
弱い空手は存在しない。

ただ・・・読みやすい。
攻撃や防御がわかりやすい

普通の空手だったら・・・
何も問題が無いのだが・・

国塚「ほれ。死ねや」

守「なんや?継ぎ足?」

空手では無い動きだった。

継ぎ足から送り足で勢いを
足したまま前蹴りで蹴った

守「うぐっ・・・こいつ」

国塚「・・・やるやんけ」

守君は反応が遅れていた。
腹に前蹴りをくらっていた

避けれないと思った瞬間に
ほんの少しだけ動いていた

みぞおちは避けていた。

野田「おー。すげぇなぁ~
動作の幅が広がったやん」

先生は国塚を褒めていた。

守「こいつ・・・空手か?
基本動作は全然違うやん」

国塚「ほれ。行くぞ」

国塚が一方的に攻める。
守君は防御ばかりしていた

憲吾「全然違うやんけ・・
国塚めっちゃ変わってる」

魂輝「そうなんですか?」

憲吾「国塚の動作は単純で
わかりやすかってんや。
実の攻撃ばっかりやったし
カウンター当てやすかった
そういう奴やったんや」

分家はみんな驚いていた。
かなり変わってたらしい。

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