第355話 時間切れ

2015年5月26日

第14部-本家合同-

t f B! P L
太極拳部で部長を下りて
からずっと道場に通った。

季節はもう10月に入った

薫「おっ。粘るやんかぁ」

司「必死なだけですよ」

ずっと薫先輩の技を逃げて
しのぐことで必死だった。

野田「はーい。終了やぁ。
4分時間切れ~」

お互いに一礼をした。

司「うわぁ。しんどかった
何回か危なかったもんな」

薫「あ~しのがれたぁ~。
もっと技の練習せんとぉ」

司「えっ?マジですか?」

薫先輩は僕を倒せなくて
悔しかったのか落ち込まず
すぐに技の練習に入ってた

次は仕留めるという気持ち
でめっちゃ怖かった。

野田「司ぁ。ずっと逃げる
んはわかるけどなんで投げ
にはいかへんねんや?」

司「だって。僕投げ技って
なにも知らないんですよ。
先生に教えてもらった
小手返しぐらいですよ」

野田「あー。そうやっけ。
そんじゃあ投げ技教える」

司「はい。お願いします」

野田「そんなに投げ技を
覚える必要も無いけどな。
2つだけ教えておくわぁ。
背負い落としと大内刈り」

司「どんな技ですか?」

野田「投げ落としと
押し刈りやけど」

司「じゃあ教えて下さい。
お願いします」

野田「おう。わかった」

先生に投げを教わった。

野田「背負い投げからなぁ
踏ん張った所を投げるねん
それか低い体勢の時やな」

司「うわっ。こわっ・・」

初めて体が1回転した。
地面に着くまでが怖かった

野田「後は大内刈りやけど
大内で倒せたらそれでいい

でも踏ん張られたらそこで
背負い落としに繋げるねん

大内刈りは他の投げ技への
繋ぎ技として多く使える」

司「わかりました・・・
じゃあ2つを練習します」

野田「まぁ頑張れよ~」

先生は戻っていった。

桁成「先生・・・なんで
難しい技教えたんですか?
最初は出足払いからです」

野田「ええねん。あれで。
司はできるまで努力をする
からちょうどええねんや。
それに・・・俺が見たい」

桁成「何を見たいんです」

野田「あぁ。ちょっとな。
背負い落としを見たくて」

桁成「みんなしてますけど
俺がみせましょうか?」

野田「桁成のはもう何回も
見せてもらってるよ。お前
の背負い落としは上手や」

桁成「???変なの・・」

それから僕は練習をした。
大内刈りから練習をした。

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