第354話 女性上位

2015年5月23日

第14部-本家合同-

t f B! P L
守「去年太極拳部を始めた
時は司しか太極拳ができる
人がいなかったんや。でも
今は状況が全然違うやん。
みんな太極拳ができる」

大森「でも・・・宮根君の
ほうが太極拳は上手やし」

守「部長をやるってのは
上手い下手やないねんぞ。
まとめられるかどうかや」

大森「違うと思う・・・」

守「いや。違わへんねん。
実際司が来てなくてもっと
みんな来てなかったら話は
別になってくるねんけどな
みんな来てるやんか」

司「守君も来てないやん」

守「ここに司は必要ない。
部長としての司はいらん。
部長は他のやつがやれや」

大森「・・・」

大森さんが黙りだした。
何も言えなくなっていた。

守「1年一緒にやってきた
みんなの意見は聞きたない
みんなをこの半年ぐらいで
見てきた1年に聞くわ。
この太極拳部をまとめて
くれてる人って誰や?」

みんなは黙ったまんまだ。
だけどちらっと見ていた。

守「小田と・・・井上か。
男子は・・・北本と今村」

女子は小田と井上を見る。
男子は北本と今村を見た。

守「4人もおるとはなぁ。
さすがに俺も驚いたかな」

小田「ウチなんもしてへん
教えてただけやねんけど」

井上「あたしも一緒や」

守「うーんと・・そやな。
そんじゃあ4人が部長や」

井上「ええっ。無理やし」

北本「全然聞いてないし」

守「部長が4人もおったら
さすがにマズイか・・・」

守君はずっと考えていた。

魂輝「遅れましたぁ~。
あれ?何してるですか?」

司「あ~。魂輝君。実は」

魂輝君に事情を説明した。

魂輝「ふーん。そうですか
部長は小田さんと井上さん
で北本君と今村君が副部長
をやればいいと思います」

守「じゃあそうするかな。
タマも1年やもんな」

魂輝「部長は女性にして
副部長が支えればいいです
それがいい宣伝ですから」

守「じゃあそれで決定で。
じゃあ今から政権交代な」

司「うわっ。はやっ」

突然の部長交代になった。
そしてすぐに変わった。

守「そんじゃあ帰るかな。
小田と井上の好きなように
やってってええからな。
頑張ってくれよ。みんな」

魂輝「守。マクド行くです
お腹すきましたから」

司「あっ。僕も行くよ~」

小田「あたしも行く~」

井上「しゃあないなぁ~
あたしも一緒に行くわぁ」

みんな着いて来る事に。
そういえば・・・いつも
こんな感じだったと思う。

僕が部長をやってもやって
なくても守君が基準だから

みんな・・・守君がいて
その後ろについていくのが
太極拳部の姿だったから

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