野田「みんなにはするなよ
道場ではスポーツ柔道や。
やるなら外でやってこい」
守「それはわかってますよ
後遺症残りますもんね」
野田「実践済みかいや・・
あ~。やだやだ。最近の
中学生はほんま怖いわ」
司「守君だけですけど」
そんなことをしているのは
守君ぐらいだった・・・
桁成「ふー。危なかったぁ
沢田。びびらすなよなぁ」
守「なんで?どしたん?」
桁成「先生の柔道はえぐい
戦闘用柔道の中に色々な
えぐい技が入ってるねん」
守「どんなんがあんの?」
桁成「反則技ばっかりや。
参ったしても放してくれん
壊れるまでやるねん・・」
守「めっちゃ怖いな・・」
守君が怖いと言った・・・
初めて怖いと言うのを聞き
その発言に僕は驚いた
桁成「俺も喧嘩の時に使う
柔道は戦闘用になるけどな
だいたい投げた時点でもう
相手はダウンしてるから。
トドメはマウントからの
打撃で終わらせてるけど」
守「普通はそうやろ?」
桁成「まぁ・・・ええやん
この話はやめておこうや。
ほら。柔道の練習しよう」
桁成は少し怯えていた。
多分見た事があるのだろう
そうじゃないと・・・
怯える意味がわからない。
柔道を2時間ほどやって
その後は空手を2時間する
そして夕方になって終わる
司「あかん・・・もう無理
さすがに・・・限界やわ」
憲吾「大丈夫か?ずっと
やられっぱなしやったやん
さすがに限界やと思うわ」
僕はずっとやられていた。
投げられて痛みを覚えて
殴られて痛みを覚えてた。
さすがに喧嘩じゃないので
顔は殴られていないけど
お腹はボコボコ殴られた。
みんな肋骨は避けてくれた
肝臓や内臓はかなり殴られ
何度も何度も倒れていた。
喧嘩で殴られたりするのは
みぞおちぐらいだったけど
みんなは臓器を殴ってくる
臓器に衝撃を与える感じで
威力が通ってきてた感じだ
足から力が抜けてなぜか
踏ん張る事ができなかった
打撃って・・・こんなに
すごいのかって思った・・
痛いとは違って苦しかった
体が一瞬だけ痺れ頭の意識
だけが残って何もできない
もし倒れた後に追い打ちで
こられたら何もできない。
打撃の怖さも同時に知った