第340話 カラクリ

2015年4月4日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
司「うわっ・・・なに?」

突然守君が服を引っ張る。
そのまま流れで下に下げた

僕はこけそうになった。
こけないように踏ん張る事
で必死だった。

その時上に引き上げられた
服が首を閉めて苦しかった

司「うわっ・・・怖い」

何がどうなっているのかが
全くわからず無防備になる

そして・・・終わった。

守「こういうことやねん」

司「全然わからへん・・」

守「俺が引っ張った時に
司は踏ん張ろうとしたやろ
それがわかったから俺は
逆らわずに次は力の方向を
下に変えたんや。そしたら
司は倒れそうになったやん
そこで今度は上に力を上げ
て反発させてやってんや」

司「反発するかしないか。
もしかしてそういう事?」

守「それも含むねん。
色々な要素が複合するねん
それがカラクリって事やと
俺は思ったんやけどな」

司「そういう事かぁ・・・
だから虚と実まで・・・」

色々アドバイスをくれてた
のは足し算で教えてくれて
いたという事がわかった。

守「それに覚えておけよ。
俺が今使った力の操作の
順序は円運動やからな」

司「あっ。ほんまや」

引っ張って引きながら下に
力を持って押しながら上に
上げていた・・・

円運動ってのもわかった。

司「でもさ。もし僕が
引っ張られた時に一緒に
合わせて動いてたら・・・
守君はどうしてたん?」

守「横円も使ってただけ。
後は円の力を半円にして
S字にして力の方向を逆に
して操作してたと思う」

司「なるほど・・・」

先生が言ってたことが
繋がってわかってきた。

半円で力の方向を変える
と言う事もわかった。

そして・・・わかった。
合気道って特別何かが
あるわけでもなかった。

理に適っていただけだ。

そしてその技術を
見せないようにする
のが本質だと知った。

野田「お~い。司ぁ。
そんじゃあ続きやるか」

司「はい。やります~」

先生が外にやってきた。
そして場所を移動した。

守君も一緒についてきた

野田「そんじゃあ来い」

先生が腕を差し出した。

司「はい。いきますね」

頭でイメージをしていた

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