第335話 喧嘩の時

2015年3月22日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
桁成「喧嘩の時だけやな。
やりたいようにやれるんわ
武器使えるから嬉しいわ」

司「武器も使うん?でも
それは卑怯じゃない?」

桁成「タイマンの場合は
別やねんけどな。人数を
集められてたり敵も武器
を持ってたら俺も使う。
卑怯な連中に卑怯を返し
て倒していくだけやで」

司「たしかに・・・」

喧嘩のやり方を知ってた
不良よりやり方がえぐい

平沢「それ聞いてからや
俺達も剣術始めてんな」

桁成「先生はそういう時
普通に武器使うもんなぁ
めっちゃ怖かったもん」

平沢「バイク燃やしてた
時の方が怖かったけど」

桁成「先生は元ヤンやし
シャレならへんからな」

司「え?先生は元ヤン?」

桁成「そうらしいで。
本家の師範達から聞いた」

平沢「高校時代は調子に
のってるだけでめっちゃ
弱かったって聞いたけど」

平沢「中学時代の時の俺達
より全然弱かったらしい」

桁成「先生も言ってたな。
俺はめっちゃ弱くていつも
師範達にいじめられてたし
何回か殺されかけてたって
自分で言ってたぐらいや」

司「え~。そうなん?」

桁成「でもようわからん。
先生は本心見せへんから」

司「あ~。わかるわぁ」

平沢「自分が昔弱かったと
言える人の今ってだいたい
みんな強いよなぁ・・・」

桁成「先生は強い言うより
怖くて恐ろしいが正しい」

平沢「・・・そうやな」

みんな少し黙り出した。

憲吾「俺は先生好きやで。
色々教えてくれるから」

桁成「アホか。当たり前や
みんな先生に指導されてて
きてるんやから当たり前」

平沢「奇麗事やないからな
めっちゃ現実的で好きや」

桁成「言うだけやないしな
行動しっかりするからな」

司「みんなそうなんや」

桁成や平沢達がこうやって
言っててすごいと思った。

大人って中学生からはバカ
にされてることが多い。

尊敬できる大人なんて
中学生ではそうはいない。

僕はまだそんなに一緒に
いるわけではないので
先生の事をよく知らない。

だけどなんかわかった。
尊敬される人なんだって。

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