第334話 夜の話

2015年3月20日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
そして話は変わって・・・
武勇伝の話しになった。

憲吾「桁成ってやぁ。結局
今まで何回負けたんや?」

桁成「そんなんわからんわ
俺は結構負けてるやんけ。
千田さんにも試合負けたし
三宅さんにも負けてるし」

憲吾「うちの先輩やなくて
同級生での喧嘩でやって」

桁成「あ~。どうやろうな
負けた記憶はないかなぁ」

司「喧嘩もしてるん?」

桁成「ヤンキーのみな。
一般人とは喧嘩はせんよ」

平沢「俺らが1年の時に
桁成はタイマン売られてて
大変そうやったもんな」

桁成「毎日来てたからなぁ
めっちゃ面倒くさかった」

司「うわぁ・・・すごい。
喧嘩ばれへんかったん?」

みんなキョトンとしていた

憲吾「うちは喧嘩OKやぞ。
ヤンキーのみはアリやねん

試合の経験と喧嘩の経験の
両方が無いと弱いやんけ」

守「その意見は俺も賛成」

魂輝「僕もです」

司「えっ?なんでなん?
経験者が喧嘩したらあかん
って聞いた事あるけど」

桁成「だからヤンキーや。
無抵抗な人間とやったら
脅しになってまうやんけ」

平沢「それになぁ。喧嘩と
試合は学ぶ事も全然違うし
戦い方も全然違うねんや」

司「何が違うの?」

桁成「一番は覚悟やな。
そんで後はトドメかな。
怖さも全然違うけどなぁ」

憲吾「試合は怖くないけど
喧嘩はきっちりトドメさす
それに卑怯な事も卑怯や
ないから怖いねんや」

桁成「ナイフと対峙したら
やっぱり少し怖いもんな」

憲吾「試合の時もなぁ~
喧嘩の感覚でやったら相手
結構びびったりするしな」

桁成「喧嘩ができる奴から
学ぶ気合と根性のほうが
試合する奴より学べるな」

憲吾「それはそう思う」

司「すごい話しや・・・」

僕はこの話を聞いて驚いた

僕は正直みんなのことを
スポーツマンだと思ってた

喧嘩を売られても買わずに
やり過ごすと思っていた。

でも・・・思い出したら
平沢達も喧嘩をしていた。

富田も喧嘩をしていた。
みんな喧嘩を結構していた

その時・・・思い出した。
冠位明稜帝を探してた時に
ヤンキー達が嫌がってた事

あの時の事が今繋がった。
桁成達に嫌がるほどの事を
されてたんだろう・・・

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