司「僕もなんかしたいな」
僕だけ目的が無くて適当に
シャドーボクシングをした
でもシャドーは別に見られ
ても何も問題が無かった。
なんか違うと思った・・・
司「あっ・・・そうや」
先生の話を思い出した。
僕も適当な木の前に立つ
僕は右踏脚の練習をした
司「右踏脚から・・・
右下勢独立・・・そんで
転身搬欄捶に如封似閉」
木に向かって蹴ってから
まっすぐ突きを出した。
ゴンッ・・・
司「いったぁ~・・・」
木にまっすぐ突くと手が
めっちゃ痛かった・・・
僕はその場にうずくまる
しかし誰も気にはしない
司「そっか・・・夜か」
夜だからできると思った
かっこ悪い事も見られず
集中してできると思った
司「左踏脚もやっとこ」
左を使えと守君に言われ
左を重点的にやった。
なんかやってると楽しい
なんとなくだけど・・・
実践で使う感覚がわかる
司「受け流すのと同時に
下から蹴り上げるのかな
防御と攻撃が一体化」
踏脚の動作を考えてた。
僕は集中して鍛錬してた
気がつけば・・・2時間
が過ぎていた・・・
守「おーい。終わりやぁ
そろそろ旅館戻るぞぉ」
司「はーい」
みんな汗をかいていた。
そして旅館へ戻る。
魂輝「司はどんな鍛錬を
してたんですか?」
守「夜の鍛錬は秘密や。
言いたくなかったら別に
言わなくてもええから」
司「右踏脚と左踏脚の
鍛錬をしてたんやけど」
守「太極拳の?」
司「そうやけど・・・
あかんかったかな?」
守「いや。全然いい。
ちゃんと踵で蹴れよ」
司「うん。わかってる」
踏脚は踵で蹴るのが基本
経験者なら知ってる話だ
旅館に戻り汗を流す為に
また風呂に入った。
そして時間は11時になり
僕達は就寝時間になった
みんな電気を消したけど
寝ずに色々話をしていた
好きな人がいるかとか
どんな人が好きだとか
そういう話をしていた。