第331話 殺意

2015年3月14日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
司「先生は太極拳の動作を
使ったりするんですか?」

野田「結構使うようなった
右踏脚から右下勢独立に
繋げたりして使ってるよ。
後は転身搬欄捶から
如封似閉とかかな」

(右踏脚の踏は足編に登と
書くのが正しいが表記が
できないので踏と書いた。
欄も手編が正しい)

司「如封似閉って最後は
双掌打になりますよね」

野田「そうそう。やから
繋げなくても単独で使う
こともできるねんな」

司「太極拳って本来は
やっぱり強いんです?」

野田「どうやろうなぁ。
死角外や意識が緩んでる
時に攻撃できてもなぁ。
強いって表現は違うかな

ほら。強いって言ったら
相手を殴り倒す事やん。

打撃技術は少ないから
強いとは言えへんかな」

司「じゃあ先生は何が
強いと思ってますか?」

野田「んー。なんやろな
そんなん考えた事ない」

司「そうなんですか」

野田「俺は格闘家とは
違うからなぁ。あんまり
強いとか興味なくてな」

司「そうなんですか?」

野田「ジャンルが違う。
格闘技って鍛えあった人
達が全力で戦い合って
観客に感動を与えるやん

真剣での切り合いみたい
な感じで魅了させるやん

でも・・・・
俺は銃で撃つ感じやな。
誰も何も感動せえへん。

戦闘術や暗殺術の方が
無傷で終われるしな」

司「・・・えっ?」

野田「まぁええやんけ。
あんまり突っ込むなや」

一瞬全てが怖くなった。
それは守君や魂輝君とは
違った別の怖さだった。

本当の殺意を感じた。

今まで喧嘩をしていて
殺されると感じた事は
何回かあったけど・・・

死を直感したのは・・・
この時が初めてだった。

野田「おーい。司ぁ~。
早くついて来いよぉ~」

司「あっ・・・はい」

先生に走って追いついた

旅館に戻ってカレーを
食べて少し休憩してから レクリエーションをする
ことになっていた

A班は先に体育館に行き
色々準備しに行ってた。

そして1時間後・・・
準備ができたみたいで
みんな体育館に移動した

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