第329話 疲労度

2015年3月10日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
司「あれ・・誰もいない」

起きたら誰もいなかった。
なんか一気に不安になった

外から話し声が聞こえる。
僕は起きて外にでていった

外ではB組が話をしながら
騎馬式をやっていた。

魂輝「あ~。司ぁ。一緒に
騎馬式やりますかぁ?」

司「寝起きやからやらない
僕は24式やりたいねん」

魂輝「それならあっちで
女子達が88式してます」

司「あ~。そうなんや」

本当は一緒にやりたいけど
恥ずかしいので避けた。

ちょっと場所を移動して
1人で24式をやっていた。

普通の動作よりももっと
遅くやって確認をしてた。

動作を遅くするとごまかし
が効かないのでよくわかる

野田「あれ?司やんけ。
なんで1人でしてるん?」

先生が僕を見つけて見てた

司「うっ・・・きつい」

動作を遅くするとそのぶん
体に負担がかかり疲れる。

全身への疲労度がかかる。
10分かけてやり終えた。

野田「おー。すげぇなぁ。
司の太極拳はお手本やわ」

司「あっ。先生。まさか
ずっと見てたんですか?」

野田「途中からやけどな」

先生と2人で少し話をした

司「先生は太極拳の攬雀尾
を使ってましたよね?」

野田「桁成の時か?」

司「そうです。そうです。
後ろに人飛ばせるんですね
あれがすごく衝撃ですよ」

野田「そうけ?」

司「僕もずっと太極拳を
やってるんですけど・・・
あんな風にはできなくて」

野田「まぁそうやろうな。
司の太極拳は演武用やし」

司「演武用・・・ですか」

野田「守もタマも同じやな
戦闘用の太極拳じゃない」

司「戦闘用・・・って?」

普通に話す先生が少し怖い

野田「司は指導者無しで
ずっとやってきたんやろ?
独学でそれだけできてたら
別に文句はないねんけど」

司「教えてほしいですよ。
戦闘用の太極拳も」

野田「戦闘用って言っても
やることは一緒やねんって
より理を追求するだけや」

司「教えて下さい!!」

野田「おっ・・・おおっ。
やたらと必死なってるな」

しっかり頭を下げて頼んだ
とにかく教えてほしかった

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