桁成「えっ・・あれ?」
野田「ああっ。桁成ぃ」
バッシャーン・・・
桁成「・・・最悪や」
男子「あっはっはっは」
桁成が田んぼに落ちた。
細い道の周りは田んぼで
後ろへ吹き飛んだ桁成は
田んぼに落ちていた。
男子はみんな笑っていた
野田「ちょっと。お前ら
笑ってないで助けたれ」
桁成「大丈夫ですけどー
1人で起きれますしー」
桁成は泥だらけだった。
野田「こういう場所で
使えば効果的って事や」
桁成「でも驚きましたよ
攬雀尾と開合動作の複合
でこんななるんですね」
野田「さとるのええけど
早く旅館に戻って着替え
てきたほうがええって」
桁成「はいはい。戻って
風呂入りながら考えます」
桁成は戻っていった。
司「あれって守君が教えて
くれた堋(ポン)やんか」
守君に教えられてた化勁を
もっと大きく体を使い化勁
を実践的にさせていた。
僕はずっと考えていた。
今の堋を盗みたかったから
野田「桁成がすねるから
そろそろ旅館に戻ろっか」
散歩も終わって旅館へ戻り
みんなで桁成を慰めていた
守君と魂輝君は桁成が
泥だらけで帰ってきていた
のを心配してたみたいだ。
旅館でずっと休んでいると
泥だらけの理由を知らない
理由を簡単に話しておいた
守「そういうことなんか。
堋で後ろに飛ばすとはなぁ
それは・・・難しいけど」
司「2mぐらいかなぁ・・
桁成が後ろに飛んでたよ」
守「想像がしにくいな・・
どんな感じやったんや?」
司「あれは開合動作やった
開いてから合わせてたよ。
昇降動作も同時にしてた」
守「そうか。開合動作かぁ
昇降動作もってことは・・
陰陽変化と陰陽和合か!?」
魂輝「陰陽和合もですか?
開式合式と昇式降式って
一瞬だけしか合わないです
それやったって事です?」
守「光と闇が交わる線か。
俺も見ておきたかったわ」
難しい言葉が飛び交った。
守君達はかなり考えていた
僕はちょっと疲れたので
少し仮眠をとる事にした。
夜がどうせ眠れなくて
みんなで遅くまで話をする
と思っていたから・・・
僕が起きた時・・・
もう夕方になっていた。