第324話 空回り

2015年3月1日

第13部-夏合宿-

t f B! P L
憲吾「よっしゃあ。やるぞ
司ぁ。お前の力見せたれ」

司「えっ。僕はあんまり
球技は得意じゃないけど」

綱吉「よっしゃ。行くぞ」

司「あの・・聞いてって」

誰も聞いてくれなかった。
そして試合が始まった。

抽選の結果F組対C組になる
審判はB組がしてくれる。

司「どうしよう・・・」

なんか緊張してきた。
そして試合が始まった。

ジャンプボールで弾いた
ボールが僕の元へ来た。

司「なんでいきなり?」

体がガチガチで動けない
ボールをとって周りを
見渡したらすぐに敵に
ボールをとられてしまう

司「あれ・・・速いよ」

憲吾「司ぁ。戻れって
やられたらやり返せや」

司「えっ・・えっ・・」

頭がパニクっていた。

みんなに迷惑がかから
ないようにしたいのに
いきなり迷惑をかけた。

と思っていたら・・・
なんかみんな上手かった

シュートはよく外すけど
動きが全然違っていた。

憲吾「ほらぁ司。走れ」

憲吾が僕にパスをくれる
僕はキャッチしてから
ドリブルを始めていた。

C組「遅いってぇ~」

すぐにカットをされる。

司「あぁ・・・ごめん」

憲吾「謝るなぁ。チーム戦
に謝る事はいらへんねん。
敵に余裕与えてまうやんけ
黙って取り返せばええねん
それに違うねん。速攻の時
はキャッチせんと手に当て
てそのまま走るねんや。
動作止めたら隙ができる」

司「今言われても~・・」

すぐに対応ができない・・

綱吉「気持ちで負けるなぁ
気合と根性見せてみろや」

純也「考えるねんって。
とにかく勝つ事考えろぉ」

司「勝つ事。勝つ事・・」

何も思い浮かばない・・・

僕は一生懸命走ったりして
シュートも打ったけど・・
全部うまくいかなかった。

それから試合も進むけど
僕はみんなの足を引っ張り
結局10点差で負けてしまう

ちゃんと礼をして戻った。

司「あの・・・ごめん・・
みんなの邪魔ばっかで」

憲吾「謝るなって」

綱吉「最後までちゃんと
頑張って走ってたやんけ」

新太郎「フォローできへん
かった俺達も問題やしな」

純也「司1人で負けたって
わけやないねんからな」

誰も僕を責めなかった。

もし僕が気持ちで諦めてて
できないなりに頑張って
いなかったら試合を途中で
止めシバいてたと言われた

できる人達が頑張ってた
のに頑張れない態度をとる
ことなんてできなかった。

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