清人「どういうことや」
野田「いえ・・・まさか
あんなできるとは思って
なかったんですけどね」
父「どういう判断や?」
野田「楊家127招式と
陳式太極拳の忽雷架に
太極気功十八式なんて
されたらたまらんって」
父「忽雷架したんか?」
野田「ええ。魂輝がね。
十一段階の三段ですよ。
めっちゃ焦りましたよ」
父「七段階もできる?」
清人「悪形架は無理や」
野田「あれは化物ですね
あの3人はややこしいよ」
清人「それでもなぁー。
守もタマも自分からここに
入りたいって言ってたから
お前に任せようと思うわ」
野田「断らなかったの?」
清人「断る理由がないしな
お前にあいつら預けるわ」
父「司も頼むわ。しっかり
一流にしてやってくれや」
野田「げっ・・・ややこい
月謝とかはどうすんの?」
清人「ちゃんと払うって。
無料期間が終わったらな」
父「俺も一緒や」
野田「別にいらんけど・・
俺の息子を来年から本家に
任せようと思ってるしさ。
それと相殺でええねんけど
それにあの3人には別に
教えることなさそうやし」
父「特別扱いはあかんやろ
全員と同じ扱いにしてや」
清人「そうそう。特別扱い
はあいつらが嫌がるわ」
野田「しっかり育てたなぁ
対等の扱いを望むなんて」
清人「王様は嫌やってよ。
同じ立場で扱ったってや」
野田「はぁ・・・難しいな
でもいいんですかねぇ?
俺の好きなようにやって」
清人「あぁ。やってくれ」
野田「いくら守が強くても
周りから認められな間は
トップの立場にしませんし
最強は名乗らせませんよ。
司にしてもそうですし・・
強くても立場は一番下から
させますけどいいです?」
父「だからお前の好きに
やってくれればいいねん。
強いだけじゃあかんって
ことも教えたってくれや」
清人「守とタマはその辺り
の強さを知らへんからなぁ
分家の生徒達に任せるわ」
野田「生徒次第になるかぁ
まぁどう転んでいくかな」
清人「なるようになるわ」
父「なんかあったらなんか
あった時に考えたらええ」
野田「軽い考えやなぁ。
初代インカらしいけどな」
父「暴走族の伝説だっけ?
そんな元ヤンにいちいち
言われたくないわ」
野田「あんたらのほうが
暴走族より上でしたって。
それに伝説とか言われても
ほとんどあんたらですし。
俺そこにいただけですよ」
昔話に花が咲く・・・
ギャーギャーうるさかった