第308話 条件交渉

2015年2月11日

第12部-冠位明稜帝-

t f B! P L
魂輝「あれ?家の電気が
もうついていますよ?」

守「ほんまやな。マミィ
が早く帰って来たかな」

2人は家の中に入った。
玄関には男の靴があった

魂輝「ダディの靴です。
ダディ~ただいまです」

守「ただいまぁ~。
どうしたん?早いやん」

清人「おう。お帰り~。
なんや?遅かったやんけ」

魂輝「ごめんなさい・・・
ご飯の用意できてません」

守「ダディさぁ。話がある
ちょっと聞いてくれやぁ」

清人「聞いてやるけど・・
先にご飯にしよか。今日は
もう外食ですまそうや。
そこで話を聞いたるから。
2人は何が食べたい?」

魂輝「何でもいいですよ」

守「コース料理がいいな」

清人「そうか。コースか。
ホテルの食事にするかな。
由紀にも連絡しとくかな」

車に乗ってホテルへ行った
高級そうなお店だった。

一番高いコースを頼む。
そしてゆっくり話をしだす

清人「話を聞こうか?」

守「頼みたい事があるねん
冠位明稜帝に入れてくれ」

魂輝「僕も入りたいです。
今日試験をしてきました」

清人「あれ?確か・・・
潰してくるんやなかった」

守「潰すつもりやったけど
仲間に入りたいって気持ち
の方が強くなったんやわ」

魂輝「みんなすごいんです
太極拳もできてますから。
ダディの言ってた武の理が
みんなわかってるんです」

清人「入る必要があるか?
守とタマが入ってもお前達
以上の相手はおらんやろ」

守「俺より強いとかと違う
そんな理由やないねんや。
あの雰囲気に・・・憧れた
あんな楽しそうで仲間意識
が強いのが羨ましいねん」

清人「ほう。羨ましいか」

魂輝「学校が違っていても
友情みたいなのを感じます
僕もあんな友達欲しいです
薄い友情はいらないです」

清人「そうかぁ・・・」

清人さんは考え出した。

清人「守・・・タマ・・・
わかった。認めてやるわ。
でも許可するに当たって
ひとつだけ条件がある」

守「それはなんや?」

清人「お前達2人は強い。
入っても少ししたらやなぁ
続ける理由が無くなるやろ

幸い1ヶ月無料期間がある
その1ヶ月で決めればいい

団体行動になるとお前達の
ペースで鍛錬はできへん。

お前達より格下との連中と
一緒にやらなあかんねん。

もしかしたら今よりも
弱くなるかもしれへん・・

それでもいいのかどうかを
1ヶ月の無料期間で決めろ
俺からはそれだけや」

団体行動というのは難しい
自分のペースとはまた違う

そこを考えさせられていた

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ