第304話 入会テスト

2015年2月3日

第12部-冠位明稜帝-

t f B! P L
野田「見ててどうやった?
これが冠位明稜帝やけど」

司「いつもこんな感じで
やってるんですか?」

野田「んー。どうやろうな
決まった形っていうのは
やってないねんよなぁー」

守「それはなんで?」

野田「決まった形してたら
やる方は頑張らへんやん。

させてる形で伸びるのは
最初だけや。ある一定の
時期に入るとそこで止まる

自分で考えて何が必要かを
考えてやらせたいねん。

それでわからん時に俺が
出てちょこっと言うだけ。

別に俺がいようがいまいが
関係なくてええねんや」

魂輝「もしかして・・・
ダディもそうだったかも」

守「あぁ。・・・かもな」

2人は何かを考えていた。
そして・・・

守「よし。決めた。俺は
やっぱりここに入りたい」

魂輝「僕もです」

司「僕も・・・入りたい」

野田「おいおい。待てや」

守「お願いします。
正規の手順で結構です。
それでダメなら落として
もらってかまいません」

魂輝「お願いしますです」

司「親とも話をして面接も
していただいてからの判断
で決めてもらえません?」

野田「いやぁー。お前らの
親には会いたくないねん」

守・魂輝・司「えっ?」

野田「あー。悪い悪い。
えっとなー。そうやなー。
面接はどうでもええからな
テストだけしてやるわ」

守「テスト?どんな?」

野田「何でもいいから最も
自信のある套路をやって。
審査員はここにいる全員や
全員が認めたら許可するわ
親は自分で口説き落とせ」

守「套路?なんでもか?」

野田「時間が無いからな。
3人同時にやってくれな」

先生は生徒達の元へ行って
今からテストをすることを
他の全員に話をしにいった

その間に僕らは決める。

魂輝「自信のある套路」

守「うーん。なんやろな」

司「僕は楊式太極拳かな」

守「太極気功十八式やな」

魂輝「僕は陳式やるです。
全員太極拳なんですね」

やる演目は決まった。
全員太極拳になった。

そして舞台が用意される。
50人ぐらいの人が見る事に

野田「何を套路するかは
いちいち聞かへんからな。
だいたい見てればわかる。
じゃあ用意はいいかな?」

守「いつでもいいですよ」

套路の内容は聞かなかった
聞いたら構えて見てしまう

それだと面白くなかった。

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