桁成「ここらで終わりや。
少し格闘技やってるだけか
と思ったら全然違うやんけ
今回は俺達の負けや・・・
ここらへんで勘弁してや」
富田「そうやな。負けたわ
俺の認識ミスやったわ」
魂輝「何ですか?それ?」
桁成「お前達の勝ちって事
そんで俺達の負けって事」
魂輝「納得できないですよ
まだ始まったばかりです。
さっきのパンチも手応えが
なかったんですよ。
こんなの・・・全然戦って
勝った気がしませんよ」
誰一人倒せていなければ
向こうは全員余裕があった
桁成「じゃあもう帰るわ。
お前達は本物の強さやった
また会う機会があったら
その時決着つけようや」
5人は帰りだした。
しかし・・・呼び止める。
守「ちょっと待ってくれ。
俺達が勝ったんやったら
ひとつだけ教えてくれ」
桁成「なんや?」
守「お前らはどこでそんな
武術を身につけたんや?
他にも仲間がおるんか?」
桁成「他にも仲間はおるな
同じぐらいの実力はある。
みんな同じ道場生やから」
守「なんていう道場や?」
桁成「冠位明稜帝。太極拳
を武の基礎にしてるねん」
司「かんい・・・?
めいりょうていって?」
守「太極拳を基礎やと?
おい・・・それって・・」
魂輝「僕達と同じ考えです
まさか・・・なんで・?」
桁成「お前達も太極拳か?
全然使ってなかったやん」
守「いちいち見せるかいや
全部見せる訳ないやんけ」
桁成「ははっ。そらそやな
俺達も見せてへんからな」
お互い底は見せていない。
桁成「まぁ楽しかったわ。
縁があればまた会おうな」
5人は明るく帰っていった
僕たちは勝った気がしない
魂輝「なんだったんです?
これ・・・この勝負・・」
守「わかんねぇな・・・
ただ勝ってはないやろな」
司「うん・・・そうやね」
不思議な戦いだった・・・
敵意のなかった勝負だった
守「俺達も帰ろうや。
帰ってゆっくりしたいわ」
司「そやね。帰ろうか」
僕達も帰っていった。
帰りの道中で誰も話さない
皆各々考え込んでいた。
彼らの・・・あの強さ・・
自分達に似ている戦い方。
それが・・・5人も・・・
他にもいるということだ。
そして・・・冠位明稜帝。
ここで彼らは武術を学んで
いるということだった。