第263話 魂輝の話

2014年12月23日

第10部-魂輝入学-

t f B! P L
??「ふふっ。おばさんか。
名前を聞いていいかな?」

魂輝「沢田 魂輝です」

??「あら?素直やねんね。
簡単に自分の名前を言って
よかったんかな?」

魂輝「おばさんの目に敵意
が感じられないです。
だから別にいいんですよ。
それよりお腹すきました。
お昼ご飯を守にとられて
全然食べてないんですよ」

??「ふふっ。そうなんやね。
何か食べたいのはある?」

魂輝「なんでもいいです。
ラーメンが食べたいですよ」

??「ちょっと待ってね。
今から頼んであげるから」

おばさんは人に連絡をして
出前を頼ませていた。

一声で若い怖い人が動く。
只者では無いと判断をした

魂輝「おばさんすごいです
なにやってる人ですか?」

??「それは言えないの。
ゴメンね。魂輝」

魂輝「でも僕をさらって
目的はなんなんですか?
身代金か何かですか?」

??「ううん。違うわよ。
ただお話がしたかったの」

魂輝「お話・・ですか?」

??「うん。魂輝君は幸せ?
今の生活って楽しいの?」

魂輝「うーん。難しいです
僕の両親は共働きなので
ご飯を自分で作ったりして
あげないといけないですし
やる事が多いので幸せって
いうと違う感じもします」

??「パパは何してるの?」

魂輝「ダディは接骨院です
なんか気功整体ってのも
してるみたいですけどね」

??「パパのことは好き?」

魂輝「大好きです。いつも
僕に色々なことを教えて
くれますからね」

??「おばあちゃんは?」

魂輝「・・・おばあちゃん
はいないんです・・・
ダディもマミイも両親は
事故で無くなったって
言ってましたから・・・」

??「そう・・・なの?」

魂輝「はい・・・でもね。
別に悲しくはないんです。
守も僕も悲しんだら・・・
マミィもダディも辛いです
そうさせたくないんです」

??「うっ・・・ううっ」

魂輝「どうしました?
おばさん。大丈夫です?」

??「ごめんね。なんか」

おばさんは泣いていた。
なぜか突然泣き出した。

魂輝がハンカチを出して
涙を拭いてあげていた。

??「魂輝・・・」

おばさんはその時魂輝を
強く抱きしめた。

魂輝「どうしました?
涙が拭けないですよ」

その時ドアが開いた。
中に男性が入って来た。

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