第256話 指導レベル

2014年12月16日

第10部-魂輝入学-

t f B! P L
ビュッ・・ダン・・バッ

守君が小架を演舞していた
魂輝君は套路を見ていた。

魂輝「楊式入れてます?」

守「あー。まぁ俺はなぁ。
基本が太極拳やからな。
内家拳+外家拳の考えやわ
動作の基本は全て太極拳。
そこに外家拳を足してる」

魂輝「基本姿勢もです?」

守「基本姿勢も全部や」

魂輝「でもですよ?太極拳
の動作だと震脚がそれほど
強く入りませんよね?」

守「まぁな。せやから一瞬
だけ内家拳を外して外家拳
の動作に変えてるねんや」

魂輝「すごいレベルですね
僕もそれできますか?」

守「短い期間でできるやろ
タマは俺よりも才能あるし
基本も外家拳中心やしな。
八極拳の場合は必ず勁道の
通り方を意識しろよ」

魂輝「勁道・・・ですか?
ダディにも言われました。
よくわかりませんけど」

守「力の伝わり方やねん。
三盤合一も勁道やねんな」

魂輝「震脚を上手に伝えて
行くということですか?」

守「そうそれが勁道や。
内外合一もそうやねん」

魂輝「なるほどです。
そういう力が勁道ですね」

10分ほどして終わった時
周りに人が多く集まってた
体育の先生も見ていた。

パチパチパチパチ・・・

守「あれ?なんで?」

先生「今のはなんや?
空手の演武なんか?
いや・・・少林寺か?」

守「全然違いますけど・・
八極小架と金剛八式って
いう八極拳の套路ですよ」

先生「八極拳ってなんや」

守「ただの中国武術ですよ
少林寺みたいなもんです」

明らかに手抜きの説明だ。
しかし知らない人に対して
詳しく説明をしても相手が
わかるわけはないので遠い
ところで説明をしていた。

外家拳の部分が繋がって
いるだけの説明だった。

次に魂輝君が演舞をする。
守君の真似をしていた。

守「タマぁ。力重視なら
六合八法を意識してやれ。
俺の真似はしないでいい」

太極拳を合わせるのが
相当難しい感じだった。

魂輝「心意六合拳ですか」

動きが一気に変わった。

魂輝「気・骨・形・髄」

動作がスムーズになって
力が思いっきり乗っていた

魂輝「ふぅまだまだです」

守「タマは力があるから
力に技術を求めればいいよ
俺の真似はせんでいいわ」

これが武術の指導レベル。
難しい言葉がとびかった。

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