第243話 プライド

2014年12月3日

第9部-受験戦争-

t f B! P L
守君がドアを開けた。
誰も歌っていなかった。

なにか様子が変だった。

谷川「・・・沢田か?」

守「そんなに遊びたいか
お前は意思が弱いな」

谷川「悪かったな・・・
今から学校へ戻ろうと
してたとこやねんや」

守「あん?戻るんか?」

予期しない答えだった。
谷川が反省してたなんて。

谷川が部屋を出ようとした

??「待てや。谷川ぁ。
前みたいに一緒に遊ぼうや
お前おらんとつまらんわ」

谷川「悪いな・・・今は
お前らと一緒につるむより
こっちの方がおもろいわ」

??「えー。つまんないわぁ
そんなマジメやないやん。
勉強なんてできへんやん」

言い争っているのを聞いた
そして状況を把握した。

谷川が不良達と一緒に来た
けどつまらないから帰ろう
としてた所に僕らが来た。

谷川「好きなように言えや
沢田・・・学校戻ろうや」

守「・・・おう?」

谷川がカラオケを先に出て
僕たちも一緒に出て行く。

よくわからないまま学校へ
戻る途中に話を聞いた。

守「つーか。ええんか?」

谷川「なにがや?」

守「カラオケ・・・」

谷川「歌っててええんか?
受験までもうすぐやのに」

守「ええわけないやんけ」

谷川「全員で来やがって。
迷惑かけて悪かったな」

山下「別に悪くないけど」

宇山「勉強時間減ったわ」

司「みんな素直じゃないな
でも・・・なんかいいな」

なんかかっこよかった。
黙って学校へ戻っていく。

教室に着いたら何事も
なかったかのように授業が
進められて勉強をした。

守君も何も触れなかった。
破門することもしなかった

後から守君に聞くとあの時
楽しそうに遊んでいたら
決別していたがギリギリで
自分で決断して戻ってきた

今までの友達達から罵倒
されても戻ってきた。

なら何もいう事はない。
それが守君の答えだった。

谷川にとっても何もない
連中と遊ぶのと今一緒に
努力している連中と最後
まで戦いぬきたかった。

不良のプライドだった。
途中で放り出せなかった

そして日にちは過ぎる。
試験の1週間前になった

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